中央復帰後初勝利
アニトラ5月11日(土)新潟・ダート1800m戦に52kg★小林美駒騎手で出走し、馬体重は前走から+2kgの464kgでした。レースでは、五分のスタートを決めるとそのまま先行。好スタートを決めたライバルを先に行かせて、2番手で1・2コーナーをカーブしました。向正面に入ってからは少し行きたがるような様子を見せ、先頭に立つ形となります。そこからしばらくは、砂を被らない位置でじっくりとリズムを整えました。3コーナーから全体の流れが速くなり、4コーナーでは直後にいた2頭に並びかけられます。直線に入ってから残り200m地点までは3頭の追い比べが続きました。しかし、本馬がもう一度盛り返し、残り100mを切ったあたりで本馬が半馬身ほど前に出ました。そのリードを最後まで維持したまま押し切って、見事に中央競馬での初勝利を飾っています。勝ちタイムは1:53.1でした。「もともと短い距離を走っていたということで、スタートが決まればハナには立てると考えていました。結果的には好スタートを決めた他馬に先手を譲る形になりましたが、砂を被らない位置なら2番手でも問題なかったと思います。最初のコーナーで少しライバルとエキサイトし、結果的に先頭に立つこととなりました。ここで少し消耗してしまった分、後半にどう影響するかと心配でしたが、直線の追い比べでも最後まで諦めずに頑張ってくれましたね。ありがとうございました」(小林美駒騎手)「ありがとうございました。前走からブリンカーを着用し、この中間はゲート練習を入念に行い、柔らかいハミを試してみたりとここまで試行錯誤したことが、結果として表れてくれてホッとしています。また、距離を延ばした分、スムーズに砂を被らない位置を取ることが出来ました。普段はどちらかというとぼーっとしてることが多い印象ですが、ジョッキーの話では「道中はライバルと競り合うようなところがあった」とのことでした。やはり気分良く自分の形に持ち込めば、闘争心・集中力を保って走ってくれますね。最後の競り合いでも良く粘ってくれました。レース後の状態を見てからですが、今後は一度放牧に出してリフレッシュを図る方向考えています」(矢嶋調教師)