業界の言いなりのおバカさん
に、なってはいけない。
自分の頭で考える生活設計。
『 ネット記事を読む 』
※消費者の視点。
「貯蓄できないから保険」
に対する違和感
2015/11/9 保険コンサルタント
後田亨さんという人のお話。
「貯金ができない人はどうするのですか?
いざ入院となったら
『借金でもしなさい』と言うことでしょうか?」。
※業界のトーク・・。
保険代理店の人と「医療保険加入の必要性」
について意見交換した際、私が
「入院等には貯蓄で対応するほうがいい」
と発言したところ、
このような反論が返ってきました。
例えば、
若い人が入院する確率は低いので、
元気な間に貯蓄しておいて、
入院費などは自己資金で対応するという
考え方があるのは理解できる。
しかし、手元にお金があると、
あるだけ使ってしまう人もいるし、
※そんなおバカさんを基準に
物事を考えてはいけない。
そもそも、そのような生活態度を
修整できないと、
人生をやっていくことができない。
ある程度の金額がたまる前に、
病気になって入院したらどうするのだ?
※そのように・・
ちょっと困った時のために、
親・兄弟・友人・知人がいる。
お金を延々とたれ流す「保険」より、
よっぽど実用的な「保険」だ。
という主張です。
医療保険に加入すれば、せいぜい
月々数千円の保険料を払うだけで、
いざという時にお金の心配をしなくてよくなる
わけだから、
医療保険に入っておいたほうがいいに
違いないという論法です。
※『保険加入=お金を失うこと!』
ひたすらお金をたれ流す。
医療保険には入らない方が、
生活設計的に確実にお得。
(当たり前)
よくある反論ですし、
言いたいことはわかる気がします。
※分かる気なんて、全くしない。
しかし、何度聞いても違和感が残ります。
※業界の営業トークには、
違和感しか感じない。
それを言ったら、
ありとあらゆる保険に入るしかないだろう、
と感じるからです。
「脳卒中で入院が長期化した時のため」
「要介護状態になった時のため」
と、
起こりうる事態を想像して、
お金の「使途別」に貯金することはできない
でしょう。
※そんなことはしない方がいい。
目的別貯蓄をしてはいけない。
だからといって、
あらゆる事態に備えて保険に入ることにしたら、
日常生活に支障をきたすことになりかねません。
※当たり前。
いわゆる「保険貧乏」です。
結局、
「保険料相当額を貯蓄できるか?」
という設問がおかしいのだと思います。
保険料に相当する額のお金を、
確実に積み立てられるとは限らないし、
積み立ての途中で何かあった場合は
対応できないケースも考えられるという意見
に対しては、可能性はゼロではない
という点で反論できません。
しかし、あらゆる可能性が想像できるからこそ、
優先順位を明確にして、利用する保険を
限定しなければならないと思うのです。
※当たり前。
優先順位のつけ方でわかりやすいのは、
自動車保険を検討するケースでしょう。
一般に、事故で人を死に至らしめた場合の
賠償保険金の額は、億単位に及ぶこともあるため、
3000万円や5000万円といった限度を設けず、
「無制限」にします。
一方で、
買い替えても数十万円程度の車に乗っている人は、
車自体にかける車両保険には入らない
ことも珍しくありません。
また車両保険に入るとしても、
10万円までの修理費は自己負担するなどの
条件を付けることで、
保険料を下げる設計を選ぶ人も珍しくありません。
その際に、
「もし事故が起きて車の修理が必要に
なったときに、10万円まで
貯蓄できない人はどうするのだ?」
と尋ねる人はいないでしょう。
「貯金が苦手なので、掛け捨てではなく、
満期金が払い戻しされるような
自動車保険はないのか?」
と聞く人もいません。
賠償金のように、
個人が自己負担できない巨額のお金に限って
保険に頼ることにするという、
※そういうこと。それが正解。
保険と関わるうえでの方針があるだけです。
数ある保険の中で、
私は自動車保険における選択が、
一般の人の常識が反映されている
理想的なのものだと考えています。
本連載で繰り返している通り、
保険から給付を受けるためには、
あらかじめ保険料を払う必要があります。
保険料からは
保険会社の運営費が差し引かれるため、
加入者のトータルの収支は、
保険会社の保険料設定に見込み違いがない限り、
マイナスになる仕組みです。
お金を失いやすい仕組みなのです。
※当たり前。
『保険加入=お金を失うこと』
『保険料=失うお金』
できるだけ加入しない
ことを前提に生活設計したい。
マイナスを覚悟したうえで利用すべきは、
自己資金で対応不可能な金額が約束されて
いる保険だけです。
2014年度の生命保険協会の統計を見ると
「入院給付金」の支払い実績は
1件当たり11万円程度、
手術給付金を含めても22万円弱です。
※100万円払っていながら・・
22万円受け取って大喜びするのが、
医療保険。
だから保険が成り立つ。
だから保険会社が成り立つ。
自動車保険における選択に納得している人が、
こだわるべき保障だとは思えません。
貯金ができない人は、
保険の利用範囲を広げるより、
生活習慣などを見直したほうが良いのでは
ないでしょうか。
※その通り!
おバカさんのままで、いつまでも
ボォ~ッとしていてはいけない。
生活設計の意識を持って、
自分の頭で考えるようになりたい。
【 業務日記:行列のできるFP事務所 】
【 佐々木FP 】
※佐々木FPは昨日も今日も、
普通に業務を行なっていました。
《 事務所会計作業 》
《 現状診断☆ & 生活設計★ 》
1 Kさん(30代):☆2/6再回答待ち。(11/25着)
2 Hさん(30代):☆10/26再々回答待ち。(8/10着)
3 Mさん(30代):☆11/11再回答待ち。(9/28着)
4 Kさん(30代):☆11/12再回答待ち。(10/1着)
5 Kさん(30代):☆11/20再回答待ち。(10/16着)
※11/26回答戻る。
いただいたメール・・。
おはようございます。
メール顧問会員のKです。
再ヒアリングシートを
記入いたしました。
各項目の質問を受け、
なるほどと
想像が足りなかった部分が
多々あり反省いたしました。
よろしくお願い致します。
6 Uさん(30代):★10/23生活設計 依頼着。
※今日の作業。
生活設計シミュレーション。
住宅ローンの繰上返済の
シミュレーションが依頼内容で、
今日・・午前中に終了!
・・しましたが、
「ちょっと待てよ。」
ということになりました。
積極的な繰上返済をすることで、
本来22年後完済予定が
7年後完済!になって、
メデタシ、メデタシ、だけど、
そのために各年の貯蓄残高が
すごく少なくなります。
つまり、死亡保障必要額を
改めて計算する必要がある
ことが判明しました。
・・で、依頼されていなかった
「死亡保障必要額の計算」
を夫婦ともに行ないます。
それも・・3時点で。
1 初回繰上返済後。
2 10年後。
3 20年後。
終了は明日です。
7 Tさん(40代):☆10/30現状診断 依頼着。
8 Kさん(30代):☆11/3現状診断 依頼着。
9 Iさん(50代):☆11/6現状診断 依頼着。
10 Fさん(40代):★11/20生活設計 依頼着。
11 東Tさん(30代):☆11/24現状診断 依頼着。
12 西Tさん(30代):☆11/24現状診断 依頼着。
貯蓄が無いなら、
その生活習慣を見直せ!
・・っと。
〇 商品販売をしない。
〇 しがらみを持たない。誇りをもって、愚直に、
消費者側に立ち続けて15年目の
ファイナンシャル・プランナー事務所。