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2007.03.25
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カテゴリ:映画
さて。また映画。懲りずに映画。しかもふたつ。

まずいっこめ。「ハイド アンド シーク」

もーいーかい?

まーだだよ

もーいーかい?

まーだだよ

ってことでかくれんぼですが、かくれんぼってよくよく考えてみるとなかなか心温まる遊びですよね。だって、鬼がいちいち準備いいかどうかきいてくれて、準備ができるまでまってくれるんだから、これはいいよね。じっくりかくれられるよ。そんでもって精神的な面からいっても、いなくなってしまった自分を一生懸命さがしてくれる人がいるってのはとっても幸せなことなんじゃないかな。そうだよ。僕はいらない子なんかじゃなかったんだよ! ってなかんじで。

しかーし。そんな楽しい、精神的にもたいへんよさげな遊びのかくれんぼですが、この映画の場合は違います。なにが違うって普通かくれんぼはみつけたら鬼の勝ちですが、この映画の場合、見つけたら逆に鬼の命が危ないんですから。まさに命がけです。正直言ってみつけたくなんかないです。ほっといて家に帰ってしまいたい。しかし、もちろんそれでは話が進まないので、「チャーリー、チャーリー」とかいって探してしまって、見つけちゃって、キャー、ドガーン、ガシャーンとなるわけです。

して、肝心の映画としてのできばえですが、これはきつい。ネタばれになるので書きませんが、もうその手のおちは飽きた。見飽きたし、聞き飽きたし、想像し飽きた(ん?)。いいかげんもうちょっと頭をひねってほしいでやんすよ。こんなぼろ雑巾のようなアイデアひとつで莫大なお金を使って映画をいっぽん撮ってしまわれたのかと思うと、あきれてとことん突っ込みを入れてやりたくなります。が、まあ、今、思春期にある子供たちに大昔に作られた映画ばかりを見ろとはいえませんので、使い古されたアイデアではりきって新しい映画をつくっちゃうような頓狂な人がいてもしょうがないかもしれません。うん、しょうがないかも。だって、映画なんて所詮、芸術じゃなくてお金儲けなんだし!(おいおいおいおいおい)

しかし、途中まで、これはいったいどういう展開になるのかな~とけっこう興味津々でみていただけにネタがわれたときのしょっくときたら・・・。「宇宙戦争」のときよりも残忍な一撃でした。首がぽとりと落ちましたよ、まじで(もちろんイメージ的に)。

では、気を取り直してお次は「X-MEN ファイナルディシジョン」

これってたしか3作目です。して、わたくしは1も2も見たと思うんですけど、内容はあんまり覚えてないな。でも悪い印象はない。むしろ、面白かったような記憶さえある。で、3ですが、昨日見たばっかなのに、なぜか内容はあんまり覚えてないな。でも悪い印象はない。むしろ、面白かったような記憶さえある。

ん~、つまりね、これは見終わったあとに、たとえば胸をうたれるとか、涙が出るとか、感動に打ち震えるとか、考えさせられるとか、そういった実人生における収穫のようなものは一切ない映画なんですね。見ているときは手に汗握ってはらはらして画面を食い入ってしまうんだけど、見終わったら、はい、おしまい、腹へったな~、なんか食い行く? みたいな。そんな映画です。でも面白いです。退屈しません。矛盾や突っ込みどころも少ない。画面がぴかぴかドハデに光って、いろんなものや人がふっとんだり、爆発したり、凍りついたり、飛び回ったりします。それで、終わり方もすんごいストレート。ストライクバッターアウトってかんじで切れ味抜群です。

でも、見た人はわかると思うんだけど、最後のシーンが・・・。なんていうか、とってもお上手です。言いたくないんだけど、言わずにはいられませーん。あれ、動いたよね? ぜったい動いたよねー? とかって。

それともうひとつ、最後のシーンで思い出したんだけど、考えさせられることがひとつありました。マグニートさんの以前と以後について。このテーマは深いです。けっこう深いです。もちろん、この映画はそういう映画ではないので深く触れられていませんが、これは深いですよね。超能力をお金や権力におきかえて考えることもできると思います。

やっぱりつまるところ人間には愛しかないのかな。ねえ、そうなの? おてんとさま、教えてください。そうなのですかあ~。






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最終更新日  2007.03.25 18:41:04
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