仙さん母校、県勢甲子園通算100勝!!
倉敷商の県勢通算100勝、おめでとう数々の大先輩達が積み上げた甲子園での勝ち星・・・。いろんな意味でプレッシャーがあったと思うけど昨夏、今春と王手がかかりながら三度目の挑戦で古豪・倉敷商が達成です。北京五輪野球監督・星野仙一氏の母校が達成というのも何かの巡りあわせかな・・・。昨日は仕事の関係でリアルタイムに観戦できなかったんですが、録画していたのを見ました。得点は2点のみでしたがアンラッキーな所もあり、流れが向こうに行ってもおかしくなかったのですが、バントと守りで終始自分達のペースを守れたし初戦を手堅く取ったのは大きいです。駒大岩見沢が初戦、あれだけ四死球を出しながら勝ち2回戦は地方大会と同じ戦いができ快勝したようにまず初戦はどんな形でも勝てばいいと思ってました。解説してた人が倉敷商バッテリーを褒めてましたが、捕手が試合を作るという事を痛感した試合でした。初回、得意のスライダーが外れ苦しい投球だったけど直球でストライクが取れてたので直球中心の配球にして、そしてその直球に相手打者が振り遅れているのを察しどんどん責めの配球に・・・緊張が解けた中盤は変化球も決まりだしスローカーブを投げる余裕も出てきた木元投手はピンチも落ち着いてコーナーに直球を決め完封。バッテリーも素晴らしいですが「センターライン」がしっかりしているのも倉敷商の強み。金谷選手が併殺取った場面は一連の流れの中でのプレーでした。あの緩いショートゴロでは6-4-3の併殺は難しい。またショートが捕ってベースを「踏んで」送球するとワンテンポ遅れます。選択肢は一連の動きの中で(すり足で)併殺を奪う事。「ベースの一角をつま先で(足首)触れ一塁送球」。練習ではよくしたんですよね・・・。懐かしいかったです。最近はあまりこの併殺の取り方を県高校野球でみてなかったんで少し嬉しかったです。ショートゴロを「どすんどすん」とベースを「踏んで」送球するプレーや無理に6-4-3を狙ってのプレーをよく見かけました。既に新チームが動いてる県内の各チーム。「センターライン」の骨格ができてる学校は強そうです。打線は俊足で転がす打撃が持ち味の湯浅選手、勝負強い近藤選手ら1,2番が機能してました。岡選手も甘く入れれば「持っていく」雰囲気があって状態は良さそうです。振りを見た感じでは2年生の山神選手の振りが鋭いなぁと感じました。初球から甘い球は積極的に行けば長打も期待できそう。上森選手は元々バットのヘッドが下から出るのでフライが多い選手なんですが(調子がいい時は長打連発するのですが)予選で結果が出てない焦りからか打撃のバランスがかなり悪いですね。上体だけで打ちにいってる感じです。早く一本でればまた違ってくるのだろうけど・・・。次は常葉菊川戦。春の選抜で観戦した印象は・・・。う~ん、表現が難しいです。当時は神宮制覇して「優勝候補」として登場したのでかなり先入観がありました。バントはしない、打って進塁打・・・この野球がはまれば大量点に結びつくのですが逆に拙攻の繰り返しの展開もある野球・・・。(自分は確率を追及した清峰のような野球が好きです)木元投手が牽制を挟みながら落ち着いて投球すれば勝機は十分だと思います。戸狩選手 posted by (C)tosamaru08常葉菊川1 posted by (C)tosamaru08倉敷商の次の対戦相手は強豪・常葉菊川。左右どちらの投手がきても対応できるはずだ。甲子園に出場できなかった県内の好投手の思いを胸に打線の爆発に期待だ!