私の実家の蕎麦屋では、
山かけそばに使う山芋を箱で買っています。
ずいぶん前のことになりますが、
そのころ使っていた山芋は「青森産」と「長野産」がありました。
両方を比べてみると、「青森産」の方が
すぐれているように思えました。
それを、母に言ったところ、
「以前は産地名が『青森』でなく明確に書いてあったんやけど」
「どこ」
「有名やったんやけど・・・『六ヶ所村』て書いてあった」
「えっ六ヶ所村!」
「最近は書かれんようになったな」
先日、苦悩する六ヶ所村の村民の姿が
テレビで報道されていました。
核燃料処理施設ができることにより、
景気が冷え込んでいる青森県においても
村民の所得は平均を上回っているそうですが、
一方で、健康に対する不安がぬぐい去れません。
しかしながら、処理施設が無くなったら、
生活環境が一変し、日々の生活に対する不安が
でることは間違いありません。
その両者を天秤にかけながら
苦しんでいる人々が映し出されていました。
「再処理施設は危険だ」
「現在の生活を維持するためには原発は必要だ」
どちらの意見を唱えるにしても、現在の日本の
地方より大都市を優先する政策を抜きにしては
根本的な解決策にはなりません。
原発の是非については私も書いたことがあります。
危険は重々承知です。
それでも、目先のパンがないと、
その危険を選択せざるを得ないと考える人が
少なからずいると知ってほしいところがあります。
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