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2014年07月04日
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カテゴリ:漫画・アニメ

★ 『 プリンシパル 』 いくえみ綾 (2011~13年)



レンタルコミックにて、全7巻 読了。


『 潔く柔く 』 (2014.2.7.の日記) 以来、いくえみさんの漫画をいくつか読んだ (『バラ色の明日』、『カズン』 など) が、そこそこイイ…と言うか、人気を保っている理由が分かってきた (なんか 「食わず嫌い」 ですいませんでした …って感じ)。


『 潔く柔く 』 もそうだったが、セリフは簡潔、余計な書き込みも少なくて読みやすいし、ストーリー的にも無駄がないので、読み始めると止まらないウマさがある。

設定的には古典的な少女漫画の域を出ず、結末も、ある程度は予想できるのだが、話の持っていき方が上手いと言うか、焦点の当て方に工夫がある。


この作品も、女子高での男っ気のない生活で人間関係に悩んでいたヒロインが、地方に転校したら、学校の人気者男子2人とグーゼンご近所さんで、いきなり親しくなってしまう (しかも、キッカケが飼い犬) …という、女の子なら誰しも、 「そんなことがあったらいいな」 と憧れるファンタジー設定 (あっても良さそうだが実際には殆ど無い、 …ってヤツ)。

男子キャラもストーリー展開も、 「出来過ぎ」 感は否めないものの、他の多くの少女漫画に比べれば現実感がある。


恋愛だけでなく、女友達や親との葛藤をも描くのは最近のトレンドらしいが、いざこざが一つ解決したら、その件は終了~、で、新たな困難が…、みたいな安易なものが多い中、この作品は比較的丁寧に、そう単純ではないところを描いているのだが、かといって、 「その問題、まだ引っ張るの?」という程、しつこくもない。

「物語のテーマは一貫していて、やたらと問題を広げすぎない。ストーリーが停滞してダラダラしない。」 …最近の長期連載の恋愛漫画は、なかなか、これが守れない。


とは言え、いくえみ作品は、恋愛が上手くいくかどうかは別にして、基本的には、どこかには転がっていそうな 「リア充」 な人たちの話。

「こんな素敵な青春時代、私は送れなかった」 という、「読後うつ」 に陥り易いので、年寄りには注意が必要だ。





<関連日記>
2011.11.14. 史上最低の「愚か者たち」・・・『 新ビバリーヒルズ青春白書 』

2014.2.7. 模倣も ここまで長く続ければ 尊敬 ・・・ いくえみ綾 『 潔く柔く 』









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最終更新日  2016年10月10日 23時38分08秒
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