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日曜日を利用して、造り酒屋の見学に行ってきました。静岡県藤枝にある「志太泉」という酒蔵です。ここは僕の中学校の友人が一家で酒造りをしているのですが、今年、全国のコンクールで金賞を受賞したというので「おい。見学させてくれ」とお願いして行って来ました。
「夏子の酒」などはマンガオタクの僕の「ベスト10」にランクインする素晴らしいマンガなのですが、そのマンガと同じ世界が目の前で繰り広げられました。 形のない、目で見ることのできない味の世界を寸分狂いない精度で仕上げていくその緻密さには舌をまいてしまいます。どんな機械化がすすんでも、最後は「勘」が必要な世界です。またどんな会社経営やチーム運営とも変わらない「良いお酒をつくりたい」という「念い(おもい)」で一家がつくられている印象を受けました。 僕らを案内してくれた専務の一言一言はどれも重く、感動しました。どの言葉も「本物の重み」があったのですが、その中で忘れられない言葉のひとつが・・・ 「仕込みの段階で、小さな小さな狂いが生じてしまうと、手がかかってしまう。修正するために、いろいろたくさん関わって、お酒にしていくのだけど、たくさん手をかけたわりには、たいしたお酒にならない。意外と、本当に良いお酒というのは問題なく育ち、あっさりとできてしまう」という言葉でした。 これはまさしく、人の教育と同じです。子育ても、社員教育も、はじめに「なあなあ」でやってしまい、テキトウにやってしまうと、結局大人になるにつれ、何倍も苦労し、そして結果も残しにくくなってしまうのです。教育は早ければ早いほど良いと改めて思いました。 本当に美味しいお酒ですので、注文してみてください。 http://shidaizumi.com/ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2005年06月28日 09時19分58秒
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