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小説家になりたい母の雅な間

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2024年05月11日
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NHKオンデマンドで、大河ドラマ「毛利元就」を見た。
その中で毛利兄弟の言い争う場面があった。
毛利兄(渡部篤郎)は若くして毛利家の当主になり、まだ地方の豪族に毛の生えたようなちっぽけな家であったため、主君大内義弘の言いなりとなって京都に連れて行かれ、そこで戦乱に明け暮れた。そしてすっかり「闇落ち」して故郷に帰ってきた。
毛利弟(中村橋之助:当時)は、幼くして両親を失った同志である兄、京都からも温かい気遣いの手紙も送ってくれていた兄が、すっかりやる気をなくして酒浸りになっている様を見て、
「兄上はいったいどうされたのじゃ」(←こんな感じの意)
毛利弟は弟で、傷ついた兄の様子を思いやり、最初のうちは口出ししなかったのだが、いよいよと言った感じで涙を浮かべて訴える。
すると毛利兄は、
「美しかった京都に最初は心がウキウキしたが、やりたくもない戦に何年も駆り出され、家来も死に、都もどこも見ても死人だらけの荒れ果てた町になり、虚しい想いを抱えるのももう限界なのじゃあぁぁぁぁ わしはもう、どもならぁぁん(←ざっくり意)」
と、毛利弟も引いたんじゃないかと思うくらい、涙も鼻水も(もしかしたよだれも)ダムが決壊したみたいに顔から水分放出して、誰にも言えなかったであろう心情を弟にぶちまけた。
渡部篤郎の迫真の演技に、思わずもらい泣きしてしまいそうになるが、
「ハナ、ハナ、チーンしんちゃいっ」
そっちのほうも気になってしまった笑。

で、思い出したのだがやっぱり大河ドラマの「花燃ゆ」での兄弟のシーン。
吉田松陰(伊勢谷友介)は幼い頃、吉田家に養子に出されたのだが、元は杉家(農家を兼ねる下級武士)の次男坊だった。吉田弟は最初は、十歳の年でお殿様に講義を披露するほどの秀才で、藩をあげての期待の星だったのに、脱藩はするわ黒船に密入国しようと突撃するわ、その他諸々の悪行(藩にとって)を重ねあげくに謹慎させられ牢屋にも入れられ、実家の杉家もとてつもなく肩身の狭い思いをいなければならなくなり、杉兄(原田泰造)は吉田弟に、
「お前は幼い頃から養子に出され、寂しい思いをさせて申し訳ないと思っていた。しかもあの苛烈な叔父に折檻のような教育を受け、どんなにつらかったかと思う。だけどお殿様の御目通りも許されるくらい幼いながら立派になり、お前なりの才能もあるだろうが、なにより努力もあったのだと思う。それが陰ながら自分たちの誇りでもあった。しかし今、お前のその過激な行状は実家に多大な弊害をもたらし、我が杉家に対する世間の風当たりは非常に厳しい。どうか、どうか、お前の思うところもあるだろうが、我慢してここは辛抱しておとなしくしていてくれ、頼む(←ざっくり意)」
と涙ながらに訴える。
原田泰造演ずる兄に感情移入してしまい、こっちまでもらい泣きしてしまった。
吉田弟もその熱い情感にほだされたのか、涙を浮かべて「うんうん」と頷く。
その次の場面、吉田弟は、また懲りずに密航するために舟をコキコキ漕いで(漕いでいたのは弟子?)、
「兄様はわかってくれる」
とほざいていた。ひっくり返ったね私笑。
同じく大河ドラマ「真田丸」で、真田パパ(草刈正雄)が
「武田は滅びん」
と言った次の場面で
「武田は滅びる」
と言った以上のひっくり返り度笑。

あくまでドラマのことで、実際の兄弟関係ってそりゃあ星の数ほど色んなパターンがあるとは思うけど、そんな兄弟姉妹いない私にはとても印象に残る場面だった。





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最終更新日  2024年05月11日 18時00分05秒
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