タイでの「ドラえもん」人気について考える
タイの「ドラえもん」人気は相変わらずですが、日本人としてうれしいものです。敬虔な仏教国のタイで寺院の壁画にドラえもんが描かれたり、ドラエもん生誕100年前記念切手がタイで発行されたり、扱いも他のアニメキャラと別格といってよいでしょう。これはタイのスーパーで売ってる「ドラえもんルークチン」。多分非許諾品。(笑)なぜドラえもんがここまでタイで人気を博しているのか考えてみるのも楽しいですが、ネットでもいろんな説があっておもしろいです。ちなみに、アメリカで受け入れられない理由なんてのもありました。仏教思想との類似性に言及したものもあり、イマイチ賛同はできないものの意見としては興味深いですね。個人的には、「のび太」が困ったことに直面すると自分で解決しようとせずにドラえもんに依存し、苦労なく欲求を満たすところがタイ人の気質的にぴったりハマるのでは?と考えています。(最終的に泣きを見るオチにはなりますが・・・)タイ人に関する分析をいろいろ見ていると、タイ人には映画「ロッキー」のような「スポ根」モノのおもしろさが全く理解できないというコラムを見たことがあります。地道な努力をコツコツ積み重ねて成功することに「感動」するより、うまいことやって上手に解決することに「感心」する方が勝つってことらしいです。そうでないタイ人もいるんでしょうが、まあまあ当たってる気がします。今もタイのコンビニチェーン「テスコロータス・エクスプレス」で、サッカーW杯とドラえもんをコラボしたキャンペーンが行われています。購入時にもらえるスタンプを集めてマグカップなどの賞品がもらえますが、この景品でちょっと注目したことがあります。賞品のマグカップは8種類あって、ドラえもんほかの主要キャラが描かれていますが、その中に、他キャラと比較してやや特徴の薄いキャラが含まれていました。それは「出木杉くん」でした。本場日本でもドラえもんグッズはもちろん数多く販売されていますが、出木杉くんグッズというのはほとんど見かけません。タイでは「出木杉くん」が人気キャラなのだろうか?またタイ人の気質のハナシになりますが、日本では小麦色肌で筋骨隆々の「マッチョ男」は多分モテる部類になるかと思いますが、タイでは「肉体労働者」のイメージということで全然モテないのだそうです。色白でスマートな「やさ男」がタイ女性に大人気なのだとか。終日涼しいオフィスの中にいるホワイトカラーが富裕層のイメージってところでしょうか?難しい問題を涼しい顔で解いてしまう出木杉くんは、正にタイ女性から見ると理想のタイプなのかも知れません。 にほんブログ村 人気ブログランキングへ