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カテゴリ:◆ユニバーサルデザイン
一般的に「ユニバーサルデザインの7原則」と呼ばれているユニバーサルデザインを考えるにあたっての基本事項があります。これはユニバーサルデザインの提唱者である故ロナルド・メイス氏が掲げたものです。
今回から1日1テーマでその原則を取り上げつつ、 私なりの解釈をプラスしてきます。 ●第1回「原則1 公平性」● 「誰にでも公平に使える」が原典からの翻訳にほぼ近い言葉であり、 今でもこの原則1を真に受け、「誰にでも」「すべての人に」という 使われ方をしている商品告知をみかけます。 でも、それは無理でしょう。大風呂敷もいいところです。 商品を買うにはお金がかかるし(金銭的に非常に困っている人にも 公平を求めるのだろうか)、 公共の施設を利用するにしても住むところの場所によっては コストもかかる(移動するにも時間も費用も差がでる)。 そして、世の中には実に多様な人がいます。 「誰にでも」というのは言うのカンタンでもそれは理想の枠です。 「社会には多様な人々がいることを踏まえ、 できるだけ公平に使えるように商品や空間づくり、 システムづくり、サービスに励む」ということでよいかと思います。 いずれにしても「誰にでも」「すべての人に」ではなく 、「できるだけ多くの人に」と解釈すべきだと考えます。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2005.05.08 00:08:29
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