はじめての海外＝フロリダだったから、一人でロングドライブしていると、いろいろ思い出してしまう。
88年に星野中日がドジャースと合同キャンプを行ったとき、はじめてパスポートをとった。そのときの失敗談は山ほど！落合博満はまだ現役であった。
私の場合90年から米国シカゴに拠点を移し、最初は１年の予定だったのに、結局は今の今まで住みつづけている。
後年、長谷川滋利投手に「梅田さんはグリーンカードを簡単にとりすぎ！苦労がしなさすぎ！」とからかわれた。その点は認める。（ロッテリーに応募したこともないのだが。91年10月30日に入籍したため、12月に夫のところにグリーンカード当選通知がきて、自動的に私もとれた）
パソコンをちゃんとやるようになったのは、95年の出産がきっかけ。野茂のドジャース入りが重なったので、いろいろな意味でターニングポイントが重なった。
それより以前はウィンターミーティングの取材とか、スポーツ新聞はかなりいい加減で、たとえば阪神の新外人とか、勝手に自分たちでマイナーリーガーの名簿から選んでしまい、他社がいっせい「阪神の新外人候補」として、記事にする。その後で、阪神の担当スカウトに「獲得の可能性は？」とやり、「誰それ？知らんぞ」と言われたら、次の日は「獲得の可能性は消えた」という記事をつくる。
だから、「談合」して「仲間はずれ」にされないよう、気をつかっておかないと、私が契約している「トーチュウ」だけ、その記事が載らないということになる。
ばかばかしいから便乗して載せる気はなかったけれど、デスクに「他紙はこういう記事でいきますけど、あれはいわゆる"とばし"ですから！」と報告しておきたいではないの。
でも、最近はインターネットが普及し、日米間の距離がちぢまったから、そこまではしなくなった。
だから、もう「談合」に加わる必要はなく、私は一匹狼で動けるようになったのだ。もともと「トーチュウ」は昔から、「つるみ」を好まず、単独行動をとるタイプが多いのだ。 （よって叩かれやすいタイプが多いのだが、それがどうした？って感じ。他社に好かれたって意味なし。そういえば、昔スポーツ新聞の人と男女交際したら、事後報告で銀行からお金をひきだされちゃった。結婚前のことで、夫も知っているけど）
晴れてスポーツ新聞の真実とか歴史とか、いくらでも書けそうだが、くだらなすぎて企画がとおりそうもないから、ときどきブログのネタにさせてもらおう。
今年は夫と共著でアメリカ生活本を執筆することになったから、昔話は尽きそうにない。
