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カテゴリ:スピリチュアル
伊勢地方に行くと家の軒先に、 『蘇民将来子孫家門(そみんしょうらいしそんかもん)』と書かれた注連縄などの 門符(もんぷ)を目にすることがよくあります。 はじめて目にしたときは、年末だったので、 もうお正月の準備が始まっているのかな・・・と思ったのですが、 後で聞いてみると、一年中お飾りされているようです。 蘇民将来には、島根などいくつかの伝承地があるようですが、 伊勢の二見町もその1つです。 先日も、伊勢観光案内人の宮本さんに木札をいただきました。 その資料から。 ![]() ◆蘇民将来 松下社(二見町)に伝わる民話 牛頭天王(こずてんのう)が、この地を通った時暴風雨にあい、 立派な家の長者蘇民巨旦(こたん)に、一夜の宿を頼んだところ、 貧しい身なりのため、断られてしまう。 ※牛頭天王は、スサノオノミコトとも云われています。 困り果てた牛頭天王は、弟の将来のところへ行くと、 貧しいながらも快く招き入れ、親切にもてなす。 牛頭天王は、とても感激して 『後の世に疫病あらば、汝、蘇民将来の子孫と伝いて、 芽の輪を持ちて腰に付けたる人は免れなむ』 と言い残して行った。 以来、蘇民家は疫病が流行っても免れ、代々栄えた。 そのことから、 魔よけとして蘇民将来子孫家門と書かれた木札を注連縄に付け 幸福を願っているそうです。 私が宮本さんからいただいた木札の裏側を見ると ドーマン、セーマンのマークが。 ![]() 星型の印セーマンは一筆書きで元に戻れる、 格子のドーマンは多くの目で見張るとされています。 その上に書いてある「急々如律令」は、 もともとは古代中国の法律などで使用されていたようですが、 道教や陰陽師なども良く使っていたようです。 「至急このとおりにしなさい」ぐらいの感じかな。 パワースポットの石神さん、 海女が見つける魔よけのマークとしても 有名になりました。 幸せの願い方も色々ありますね。 今年もたくさんの出来事がありました。 一年も、もうすぐ終わろうとしていますが 有難いことになんとか無事に過ごせそうです。 来年もみなさんにとって、良い一年でありますように。 みなさんの幸せを願って。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2013年12月24日 16時44分07秒
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