うさ警のらーめん裏日記

こんにちは、うさ警です。ラーメンH店にいたころは遅番勤務が中心で、仕事が終わるのは深夜でした。

終わった後は相棒のおばちゃん(バイト）と缶コーヒーなどで一息いれていました。

飲み物はだいたい先に終わった方が買いに行っていたのですが、厨房をかたづける私よりも、ホールをかたづけるおばちゃんのほうが早く終わることが多かったのです。

そうなると考えてしまいます。

～ここんとこずっと買ってもらっていたから、今日こそは俺が買わないと・・・～

でもそんな時に限って忙しいんですよねぇ。

ホールが早く終わる、厨房が早く終わるのはそれぞれパターンがあります。

ホールが早く終わるのは、ラストオーダーの時点でお客さんがいない時。

ホール、厨房が同時にかたづけ始めたらホールが先に終わります。

厨房が先に終わるのはその逆。

閉店までお客さんがいればホールはかたづけられませんから。

まあ、そんな感じでどちらかがドリンクを買ってきて、夜のお茶会がスタートします。

｢ねえうさ警さん、ビールにお酢を入れて飲んだことある？｣

｢え？お酢なんか入れて飲む人いないでしょ。」

｢それがいるのよ。今日お客さんでビールにお酢を入れていたの。もう飲まないからいたずらして入れたのかと思ったんだけど、飲んでいるのよ。」

「え、いたの！お酢なんて入れたことないし、そんなんして飲むなんて聞いたことないよ。酔っ払っていたんじゃないの？」

「それが１杯目から入れてて、２杯目のビールにも入れてたのよ。｣

その後、ほかの人にも聞いてみましたが、誰もお酢を入れて飲む人はいませんでした。

ほかにも・・・

｢今日ね、変な人がいたのよ。」

「また？まあいつものことだよね。」

「それが今日の人は入口の椅子に座ったまま、中に入ってこないのよ。お好きな席にどうぞって言ったのに。」

｢どんな人？」

｢４０過ぎくらいの女の人。」

｢浮浪者かなぁ？」

｢おかしな感じはなかった。前にも来たことがあって、その時は普通に食べて帰ったのよ。」

｢あ、今日初めてじゃないんだ？」

「いつまでたっも入ってこないから、禁煙席も空いてますよとか、お持ち帰りの注文ですか？とかしつこく聞いていたら帰っていったのよ。」

「もしかして、雨降っていたから雨宿りしてたんじゃないの？」

「あ。そうか！だから入ってこなかったんだ！」

「ずうずうしい人だなぁ。」

と、こんな感じでおばちゃんが帰るまで話をしているのでした。