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カテゴリ:映画・TV鑑賞
前回、明日香(志田未来)の一年生のときの担任、三澤と、事件当時(二年生)の担任、加地(伊藤)の二人が原告側証人として出廷したが、被告側弁護人:瀬里(谷原)によって撃破され、完敗となった積木珠子(菅野)だったが、
今回は、国語教師の熊沢先生が最初は被告側証人として立ち、イジメはなかったと証言するが、積木珠子に、明日香の落書き教科書の入ったロッカーの番号を教えたことを知られ、イジメを認識していたのではないか、と詰め寄られると、ついに明日香へのイジメがあったことを証言した。 またポーこと山田加寿子は、明日香亡きあとは、自分がイジメの対象となっていることを珠子に告白。 一機に終盤に向かって動き出した感がある。 ポーさんに珠子が、 「イジメられていることは恥ではないから、両親に打ち明けなさい 両親は、あなたが好きだから泣いてくれるのよ。 無理に学校に行くことはない。明日からは休みなさい」 と言った言葉は、的確であり、ちょっと感動しました。 それと、やっと生徒の実態が出てきた、という感じでした。 しかし、熊沢先生のあの証言の代わりようは何なんでしょうか。ちょっと珠子に言われたからといって、法廷で言ったことをその日のうちに180度翻すとは。 熊沢先生と娘との一件、、万引きをしたと勘違いして誤る父を、 「あのときと同じだ」 と、なじる娘。 一年前に学校で先生に胸を触られたのに、先生を責めず、娘がその先生をなぐったことをひたすら謝るだけだった父親を娘に非難されたことからでしょうか。 それにしても、そこまで気持ちを変えるものがあったとは見えませんでした。 とにかくこのドラマ、注目される人が消化不良のままどんどん入れ替わります。もうちょっとつながりを持たせてもらわないと話が切れ切れになってませんか。 今回でも、一年のときのイジメで熊沢先生と三澤先生との接点はなにもないのですか。 「イジメを問題にすれば三澤先生のニの前になるから」 だまって見過ごしたと、雨木副校長(風吹)の隠ぺい工作を証言したに留まりましたが。 雨木がなぜ、そこまでしてイジメの隠ぺいを図るのか、その背景もわからないし、そこに息子の存在が何か関係しているのかも不明のままです。 依然として、珠子が明日香事件にこだわる理由もわかりません。伏線らしきものも無いと思います。 まあ、これからどうつなげていくのか注目しますけど。 さて一転して被告側が窮地にたったわけですが、雨木と瀬里がどう動くか。 学校を守ることにこだわる雨木ですが、学校を守るのと生徒を守ることとは、違うのでしょうか。 雨木はかつては生徒を守ると言っていましたが、ほんとうに生徒を守ることになるのでしょうか。 また、イジメがあったからといって、自殺が証明されたわけではなく、珠子は今後も困難な裁判を続けなければならない状況は変りません。 「学校・生徒を守る」のと「明日香事件は、事故であった」ことで裁判を乗り切ることはたぶん同義なのでしょう、雨木にとって。 しかし、事故であってもそこにイジメによる何かが存在しているのではないでしょうか。そこに珠子がたどり着けるかどうかが見どころとなるのでは。 「わたしたちの教科書」 フジ系 木曜日22:00~ 主演:菅野美穂 出演:伊藤淳史 谷原章介 風吹ジュン 真木よう子 酒井若菜 志田未来 他 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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