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カテゴリ:歌舞伎・文楽
第26回上方歌舞伎会をみに、国立文楽劇場へ行ってきました。 この会は、「歌舞伎俳優既成者研修発表会」とあるように、養成所などから歌舞伎の世界に入り修行をされている若手の方たちの発表会だそうです。ふだんは舞台に出てもその他大勢の役が多いみなさんですが、このときは大きな役に挑戦できます。そういう舞台を見るのは初めてでした。 客席には、後援会の方や上方歌舞伎の会、御贔屓筋、日本舞踊の関係の方?など、歌舞伎通みたいな人が結構多くて、ちょっと雰囲気が違ってました。暑いのに着物姿の人も多かったですね。 文楽劇場で歌舞伎を見るのは初めてですが、花道が設置されていつもと様子が違う。この劇場は狭くて(花道設置時の収容人数は677名)ので、どんなに後ろの席でもじゅうぶん見ることができます。歌舞伎って、本当はこのくらい狭い劇場の方がいいような気がする。 「夏祭浪花鑑」団七役の片岡松十郎さん、熱演でした。仁左衛門さんがじきじき指導したそうです。秀太郎さんのブログによると、仁左衛門さんは、自分は足が細いからこの「団七」を演じたくないと言って、一度も演じたことがないのだそうですが、お父様の13世仁左衛門の型をしっかりと教えていたとか。 確かに、赤いふんどし一枚になりますからね。体格が良い方がかっこいい。背中から足まである彫り物の青とふんどしの赤がすごいインパクトなのです。この演目を何度も見ていると、いまどきのタトゥーなんかよりもよほど美しく見えてくるから凄い。 一寸徳兵衛の女房お辰を演じた片岡千壽さんもかっこよかったです。それから、舅義平次を演じた片岡千次郎さん、憎たらしいジイサン!うまかった。琴浦役の片岡りき彌さん、きれいでした。他にもいろいろ覚えておきたい人たちができました。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2016.08.25 19:33:42
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