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カテゴリ:讃岐うどん
讃岐うどんマンガ家の足立淳です。
8月も16日になって、夏期休暇の明けた店もチラホラと出てきたので、「関東UDONスタンプラリー」を再開。編集の石川さんを誘って、讃岐うどん芸人・オモロー山下氏の経営する、目黒の「山下本気うどん」へ。 昼の混雑時を避けて、2時ごろに行ったらうまい具合にテーブルが空いていたので、そこに二人で座る。自分はぶっかけの大、石川さんはかけの並を注文。相変わらず「うどんを食べる」ことに特化した、笑いのないストイックな店だ。芸人の店なのに。客はただうどんを食べるだけ。店はうまいうどんを出すだけ。店名の通りうどんに対して「本気」な店。 店員さんが奥に入ったとほぼ同時、ドアが開いて男性客が3人、ドヤドヤと入って来る。オフピーク時なのに人気なんだなあと思ったら、石川さんが「お」という感じに目配せするので、今来た客の方を見たら、なんと、千原ジュニア! ジュニアが目黒にやって来た! テレビでよく見るタレントだ! すごいオーラ! しかも、自分の隣に腰かけた!(あとの二人は後輩か放送作家の人かな) うわわわ! 興奮する! 緊張する! ジュニア(+他2名)の座ったテーブルは店のいちばん入口側だけど、我々がそわそわしているのが伝わるのか、奥のお客さんたちにも「誰か来たの?」「え? ジュニア?」みたいな空気が伝わっていって、なんか「客席があったまっている」感じ。 しかし、肝心の、オモロー山下が、気づいていない! どうする! 「山下が気づいていない」ことにジュニア本人も「あれ?」と思っているらしく、「気づいとらんのかの?」「俺、そんなにオーラないんかの?」と小声で言ってて、それがさらに客席をヒートアップさせていく。 そんな中、タイミングよく(?)、山下が石川さんのかけうどんを持ってくる。「お待たせしました」とうどんをテーブルに置いたら、その視線上にジュニアがいるのを「はっ」と見つけて、 「あー、どうもっす!」 「遅いわ!」 店内、爆笑! 「8分待ったぞ、8分! うどんやったら伸びとるわ!」 またもや、店内、爆笑! 笑いのない店内だけに、砂漠に水が染み込むように響きわたるギャグ。さすがジャックナイフ。 いやー、いい経験をした。 昔、日テレの「にけつっ!」という番組で、ジュニアがケンコバに向かって「山下のブログ、うどんの話ばっかりで、笑いがひとつもないねん」とぼやいていたけど、まさか、その本人が山下の店にやってきて、笑いを提供してくれるとは。しかも、その現場に居合わせたとは、なんというラッキーだ。 まさに「うどんの神」が降りてきたというべきか。 …しかし、今後もこういう「芸人がやって来てギャグをかましてくれる」ことがあるとすると、ますます、「「山下本気うどん」に足を運ばなくてはいけないではないか。 (参考:以前の日記&イラスト) http://plaza.rakuten.co.jp/uwasa800/diary/201206050000/ http://plaza.rakuten.co.jp/uwasa800/diary/201206060000/ (ジュニアの山下ブログ話が載ってる本です) PS:ちなみに、ジュニアたち3人が注文したのは「鳥天タルタルぶっかけ」2つと「鳥天うどん」。山下本人が天ぷらを揚げるこのメニューは、おそらく店の一番人気。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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