テーマ:食べ物あれこれ(49804)
カテゴリ:野菜・果物 オモロイ話
忙しさにかまけ、ブログを書かず、幾月か
そろそろ本格的にブログ復帰し、相も変わらず食を楽しむ野菜果物のことなどを連ねて参りますので、ご贔屓のほどよろしくお願いいたします。 しばらくぶりの超大型台風が去りました。 各地での台風の足跡が明らかになる中、幸運にも進路からそれていた金沢は主だった被害や死傷者が出なかったことが何よりでございました。 そして 野菜果物を扱う私にとって気になるのが、収穫間近の農産物たち ちょうど大型の加賀梨が収穫を今か今かと待っておりましたので、農家さん達は急いで収穫なさったそうで、安堵いたしておりました。 しかしながら、来週収穫が開始される予定の 石川県オリジナルリンゴ品種 「秋星」は色づきがもう一つで、取るわけにはいかないとのこと、 秋星とは・・・ 石川県が育成し品種登録したオリジナル品種で10月上旬に出荷される中生のリンゴです。色づきがよく、果皮は濃い紅色をしており、甘みだけでなく酸味がしっかりした濃厚な味で果肉は固く歯触り食感がよく、後味がすっきりとした秋に似合うスターなリンゴです。 断言します! 私は、10月のリンゴでは秋星が一番好き! まだまだ、栽培が始まったばかりで量も少ないし、栽培技術も確立しているわけではなく、生産者によって味のばらつきがあったり、 この写真のようにサビが多く発生し、見た目によくないこともありますが、味わいは絶品です。やっぱりリンゴは固く、シャキッとしていないと美味しくないと思ってます。 (この辺は聞き流していただいても結構です・・・) さて、 いつもながら前置きが時間かかるブログで恐縮ですが 台風一過の晴天に恵まれた2009年10月9日。 石川県で、産声を上げた新製品についてご紹介します。 その名も 「加賀の紅茶」 県内では、唯一組織化されている茶葉生産組合である打越製茶農業協同組合が作る打越茶という緑茶があるのだが、この緑茶には一番茶だけを使い、2番・3番茶は商品化されていなかった。そのような眠っている資源に目をつけたのが石川県茶商工業協同組合の青年で構成される「茶レンジの会」である。この「茶レンジの会」が石川県中小企業団体中央会との合同事業として、この眠っている資源を紅茶へ加工することで見事な商品を開発した。 ちょっとわかりづらい書き方をしてすみません 平たく言うと お茶屋さんの若いアンチャン・ネェチャンが、県内で茶を栽培しているところから使ってない茶葉を貰ってきて紅茶にしたら、見事に旨かった。「石川県産茶葉100%やし、こりゃ、売れるがんないかいね」と売り方を考えるためにお偉いさんに入ってもらって、今日がデビュー。 少し乱暴な言い方ですが、このようなことでございまして、 本日 21世紀美術館内 メープルハウスFusion21にて完成発表会が行われました ここで疑問に思う方も多いでしょう なぜ、そこに私が・・・ 「紅茶とは、心を和ますスィーツ達を楽しむためのものである」 ・・・と誰かが言ったかは定かではないが、 紅茶を楽しむときには美味しい菓子があると尚いっそう良い。ですからこの「加賀の紅茶」に合う素敵なスィーツ開発に野菜ソムリエとして参加させていただいたものですから、今回の完成発表会にご招待頂いたわけでございます。 石川県のオリジナル紅茶 加賀の紅茶ですから、それに合うスィーツは石川県で生産される農産物を使ったものがメインであってほしいということで、加賀野菜や県産米を使ったスィーツを考えだされ、試食し、忌憚のない意見を述べさせていただきました。 スィーツの産みの苦しみ、その様子は、また後日お話しすることとして、 今日の完成発表会の様子を順を追って 会場のFusion21様は、当店も野菜を納めさせていただいており、私も何度も利用したことがあるのですが、80名ほどのパーティができる開放感あふれる店内でございます。そこに招待客50名ほどが座り、開会を待っておりました。 晴れの席での司会はテレビラジオ等でご活躍の秋本和美様、 清涼感のある落ち着くお声はいつ聞いても和みます。 まずは、茶レンジの会会長 織田勉様の挨拶があり、ご来賓の方の祝辞 そして、茶箱にリボンを施して、茶箱テープカットという変わった趣向 拍手と歓声のあとに 茶レンジの会若手ナンバー1の小林様から「加賀の紅茶」開発経緯と概要について5つの話をお聞きし、打越製茶農業協同組合長の吉田様より、生産者としての想いをお聞きしました。 そして、おまちかね 紅茶の入れ方についてデモンストレーション 3分半の砂時計を横に置き、ゆっくりじっくりと茶葉が開いて抽出されていく様を拝見させていただいたのちは、 まってましたの紅茶の試飲と紅茶のためのスィーツの試食です。 これが加賀の紅茶です。 濃い目の色は少し長めに抽出されているようです。 この紅茶、茶葉はヤブキタという品種ですが、インドのダージリンやスリランカのウバとは違い、渋み成分のタンニンの含有量が少なく、渋みが抑えられた穏やかな味わいとなっています。実際に飲んでみると、色の割に渋みは感じず、砂糖を加えていないのに、ほのかな甘みを感じます。香りもよく、とても和む。 まさに「和紅茶」と呼ぶにふさわしい味わいだと感じました そして紅茶とともに楽しむスィーツがこちら 加賀野菜 五郎島金時を使ったタルトをメインに 県産米の米粉を使ったガレットと これも加賀野菜 加賀れんこんをねりこんだサブレ そして季節のフルーツをあしらったプレートです。 五郎島金時のホクホクあまい食感を活かし、リンゴの酸味で奥深さを演出、ガレット、サブレは口の中でフワフワとほどけ、口の中いっぱいになるところ、紅茶でうるおすため、紅茶の香りと相まって、交互に止まらなくなる美味しさ いやはや、ても美味しゅうございました。 この「加賀の紅茶」は初年度ということもあり、10月9日よりの超限定販売となっております。 金沢市をはじめ、近郊のお茶屋さんでお取り扱いがあるそうですが、各店20袋程度と、大変希少なものと伺っております。 加賀の紅茶にご興味がございましたら、お早めにお問い合わせをなさることをお勧めしておきます。 お問い合わせ先は ちなみに私は。 完成発表会が終わってすぐに、エムザの地下でゲットしてきました。 そして、もうひとつ幻の全国で50セット限定 超プレミアムなものまで買うことができまして、そちらは大切な方へ贈答品にさせていただきました、そのプレミアムなものの話はまた後日。 お読みいただきありがとうございました。ブログランキングに参加しております。よろしければ1クリックお願いいたします。 にほんブログ村 あなたの1クリックが日々の励み お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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