テーマ:食べ物あれこれ(49804)
カテゴリ:野菜・果物 オモロイ話
朝からすっきりとした青空でしたが、午後2時頃にバケツをひっくり返したような雨が突然降りました。金沢という街は、いつ何時、雨が降り出すかわからないという、ドキドキを背負っているものでございます。
金沢の格言 「弁当忘れても笠忘れるな」 そんな天候を見てか、その後車で走っておりましたら、NHKラジオの天気予報にて (はじめの方は聞き逃しましたが) ~~明日は 晴れれば、過ごしやすい陽気です。 晴れれば・・・って(笑) 思わず笑ってしまいました。天気予報だろ? 予報士も頭悩ます金沢の空 くどいようですが、「弁当忘れても笠忘れるな」であります! さて、 朝晩の冷え込みが強く、寒くなってまいりました。 季節の変わり目は旬の変わり目 青果物は秋色めいて、根菜類が充実してまいります。 とは、申せ、まだ10月初旬。 彼方の首都圏では旬を先どるものへの「無い物ねだり」が始まっている模様です。 今日お問い合わせいただいたのは 福井県の里芋 「大野の里芋」です。 越前奥地、奥越地方という福井県大野市で全国的なブランドとして名高いのが「大野の里芋」。 標高150mの高原地帯での栽培で、じっくりと育ち、固めで煮崩れしにくい小ぶりな里芋は、澱粉質が多いために粘りが強く、濃い味でしっかりと煮物にすると、とても美味しく仕上がります。 金沢の市場には、JAテラル越前様より、全国に先駆けて出荷されており、今年の初入荷は10月15日 (明後日)と決まっておりました。 しかしながら、せっかちな方々は、人より先に、われ先に。 と 今日ないか? どっかにないか? 農家さんに直接、頼めはしないか? と、かなりの慌てよう。 むげに断るわけにも参りませんので、 伝手を頼って、恥を忍んで、いろいろと聞いては見ました。 帰ってきた言葉は、どれもこれも、人より先んじようとする「浅はかな野心」に対する警鐘の声ばかり。 天候に左右されるとはいえ、農産物を直に見聞きしている農家さんの言葉はズシリと重たいものがあります。 「芋にきいてみたら、まだやというとったは あ~はっは」 なんとも豪胆です。 野菜は栽培しているものとはいえ、自然の中の一部を頂いている。 満たされていないものに美味しい物はない。 人間の都合で収穫するものに美味しい物はなく、自然の中で満たされた状態を少し分けていただくのが、人間にとって一番のごちそうなんです。 青果物を扱う者として、こんな基本的なことを忘れ、都合のよいものを探し求めてお客様に提供することには、何の意味もございません。 今回のお問い合わせに際し、忘れかけていた青果物への想いを再確認させていただきました。 丁重にお断りをさせていただき、 15日の出荷初めまで待っていただくことにいたしました。 その際には、しっかりと品質を確かめて、お客様へお届けさせていただく これは譲れない約束です。 さて、前置きがいつも長いのですが、 今日は告知というか、事後報告となりますが 本日、岡山放送OHK様で放送された 午後2時5分からの「温☆時間」という番組にて、 当店の能登まつたけ 通称「のとまつ」をご紹介いただきました。 ご紹介いただいたのは、先般、生島ヒロシ氏のラジオ番組「おはよう一直線」で当店の加賀梨とルビーロマンをご紹介いただいたこともある 食の旅人こと 元祖お取り寄せの達人 福田福様 当店の野菜果物を、本当に気に入ってくださっており、各地のメディアにてご紹介いただいております。本当に感謝感謝。 今回、その番組が400回記念という大変素晴らしい記録を達成した記念すべき放送回に、「のとまつ」を持って行ってくださって、岡山の方々にご紹介くださったそうです。 記念すべき回だということ、福田福様が直々にご紹介くださること 私の目利きは半端なく燃え、とびきり上物をご用意させていただきました。 すると、商品をご覧になった福田様はお電話にて、 こんな立派な松茸をどこから持ってきたのか? とおほめのお言葉 恐悦至極に存じ奉ります(__) 残念ながら、私は放送を見ることができませんが、放送を見た視聴者の方から数軒のお問い合わせをいただきました。 岡山放送さま、福田福様、ご紹介いただきまして、誠にありがとうございました。 のとまつを扱って数十年、いちばん想い入れの深かった祖母の御前にも報告させていただきました。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
October 13, 2009 07:50:53 PM
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