アメリカで高騰する原油高の影響がじわじわでているような気がする。

■ SUVの需要減る

トヨタなど燃費のよい車をつくる日本メーカーの売上が好調ななか、SUVなど主力とするアメリカビック３は売上を落としている。

前年比でGMの売上は24％減少、フォードは19.5％も減少。

アメ車とピックアップトラックの9月売上は7.6％も減少。

今年1月からのSUV中古車価格は約10％低下。

まあ、3年前とくらべてガソリン価格が2倍にもなったのだから、ようやくアメリカ人は燃費を考えるようになった。

■ レストランも客が減る？

先日、会社の上司らと一緒に昼食をとりに日本食レストランに行ったときだった。その店はそこそこ高級な料理屋さん。僕の上司はその店のオーナーと知り合いなので、寿司職人など店員をよくしっている。

そんななか、そこにいた寿司職人にうちの上司が挨拶代わりに「景気どうよ？」と聞いた。

すると、職人はやや悲しそうな表情で「よくないですよ」と答える。

上司）「なんだ。今日なんてお客さんでいっぱいじゃないか？」

職人）「いや～。昼間よくても、夜お客さんがこなきゃいみないですよお」

上司）「どうして、景気よくないんだい？」

職人）「ガソリンの影響ですよ。こんなに高くなっちゃうと、きびしいね」

とまあ、こんな感じだ。確かに、通勤で1週間に20ガロンのガソリンを使う人がいたとしたら、昔は3年前は1ヶ月120ドルの出費だったのが、今では240ドルくらいになるのだ（ちなみにアメリカでは交通費は通常自己負担です）。

たしかに、1ヶ月120ドル出費が増えたら、僕だったら最初に出費を削るのは外食や娯楽系になってしまうだろう。アメリカは車社会。このガソリン高騰で消費者の購買に影響がでるのは、当然だろうな。

まあ、会社までチャリ通をする僕にとっては関係ないことなのだけど。。。