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カテゴリ:お笑い・ネタ
:元非行少年のAは語る:
幼少期から両親の愛情を受ける事なく、学校でもクラスメートから疎まれていた少年A。 そんな環境が彼を誤った道へ誘ったのは、当然な事態であったのだろう。 数々の非行の果てに、少年Aは少年院へ。 それまで大人に反抗し、体制に歯向かい、規則を破り、世間を見下し、優しさを無視してきた少年Aであったが、この少年院でのわずかな期間が彼を変えることになったのであった・・・ 少年Aはそんな場所を早く出たい一心で、反抗もせず、ただただ毎日を消化していた。 出所が迫った冬のある日、担当官が少年Aを呼び止めた。 「おい、A、ずいぶんと静かじゃないか。」 「・・・」 「A、お前、ここ(少年院)出たらどうするんだ?働くのか?」 「・・・」 「なぁ、A、黙ってたってわからないんだ。お前はこれからどうしたい?どう生きていきたい?」 「・・・せぇ・・・」 「ん?」 「うるせぇって言ってんだよ!てめぇは仕事でオレに話しかけてるんだろうけどな、てめぇみたいなクソがオレみたいな奴をこんなところに入れたんだろうがよ!!」 「A・・・」 「さっさとうせろ!!」 「A・・・、オレもあったよ、お前みたいな頃が・・・」 「・・・」 「A、俺はな、こんな仕事をしている。お前達を監視していると言った方が正しいかもしれない。だけどな、この仕事を通して、俺は俺自身を監視しているんだ。なぁ、A、俺、昔、ダチをマッポ(警察)に売ったんだよ。だから俺は一切お咎めなし。いわば取引だったってわけだ。俺は無罪放免、だからこうして公職に就いている。だけどな、ダチはそれがきっかけで人を信用する心を失くしてしまって・・・」 「だからなんだってんだよ!そんなこと、知ったことじゃねぇんだよ!!」 「なぁ、A、俺な、殺人者なんだよ。俺、ダチのこと、殺しちまった。俺がダチのことなんてすっかり忘れて、シャバ(一般社会)で働き始めたころ、そいつ、死んじまったんだ。つまり、俺が殺したようなもんだ。なぁ、Aよ、俺、もうそんな思いしたくないんだよ。そんな思いをさせたくもないんだよ。だからお前みたいな奴を見ると、ほっとけないんだ。A、この先どう生きてくれてもいいんだ。お前が生きていてくれさえすればいいんだ。頼む、A、頼む。」 ・ ・ ・ こうしての担当官がくれた始めてのスタビライザーポールセット それはヴェルタースオリジナルで、私は17才でした。 その味は甘くてクリーミーで、こんな素晴らしいスタビライザーポールセットをもらえる私は、 きっと特別な存在なのだと感じました。 今では、私がおじいいちゃん。孫にあげるのはもちろんスタビライザーポールセット。 なぜなら、 彼もまた、特別な存在だからです。 子供が道を外れるのを防ぎます!スタビライザーポールセット!! もっててよかったパワーストー(続きを読む ■GP.59 スタビライザーポールセット(No.15059/ミニ四駆/タミヤ)□ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2010年10月18日 22時00分20秒
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