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ブラヴーラのHP,Blogです!「店長タクのイタリア情報!」 ブラヴーラのHP,Blog「ソムリエール・ミコの決意表明!」 グラナ・パダーノ凝固中! ロンバルディアツアー写真集、マントヴァ編「フォルマッジョ!」 ![]() マントヴァパンたち(^^) Hiruccioさんのお買い物Hiruccioの日記 [全1711件]
来週火曜日は、イタリアワインファンクラブ チルコロ をブラヴーラで開催します。 フリウリ・ヴェネツィア・ジューリアといえば、古くは ローマ共和制から帝国への礎を築いたユリウス・カエサルに 縁深く、中世よりルネッサンス期は、ヴェネツィア共和国、 そして近世に入ってオーストリア・ハンガリーなどに支配 される歴史を経てきた、北東イタリアならではと土地柄 です。 そんな歴史深いこの地は、イタリアワインという切り口に なると 「白ワインの聖地」 と言う表情を見せます。なぜ聖地などと言われるかというと 端的に言うと非常にレベルの高い白ワインの生産者の層が 厚いということに尽きると思います。 イタリアというのは、味わいの個性の塊のような地方の 連なりですから、これを上下関係で示すことは不可能だと 思います。 ただ、ワインそのものの質とか、あるいは国際的な評価 =歴史的に積み上げられてきた「エレガントなワイン」への 評価の積み重ねという意味では、やはりこの州を上回る 産地はなかなかないのではないかと思います。 このフリウリ州は東にはスロヴェニアと国境を接していますが その北の、オーストリアとの国境の地アルト・アディジェ州も レベルの高い白ワインが非常に多いですが、やはり質的には 異質ですし、フリウリのエレガントさとは違います。 第一、評価され始めた歴史もフリウリよりは若干若いのでは ないかと思います。 さて、その実力の片鱗を来週のブラヴーラでじっくりと味わって いただきたい!! まず、火曜日14日はチルコロ。 チルコロは、料理との相性、そしてイタリア大好き、ワイン 大好きな人たちとの交流を楽しむ場ですから、スタンダードな ベーシックなワインが数々のフリウリ料理と共に味わえますよ! 2月14日(火) 19:30~ 場所: ブラヴーラ テーマ:フリウリ州のワインと料理 参加費: 6000円 ※ただし、シリーズ3回連続ご予約の場合は15000円 ※どうぞ、お気軽にご参加ください! そして、延期されていた新しい「サレッタ」ですが、フリウリ州の ワインを主人公にしてコレクションします。 チルコロがベーシックなワインをセレクトして料理と共に ワイワイ楽しむのが趣旨なら、サレッタはワインテイスティングを じっくり楽しみ、しかも質的に極上のワインを揃えますから ワインが大好きなあなた、またワインを自らの感性に利きながら テイスティングするのが大好きなあなたには最適のイベントです。 よく言うことですが、「知識」も「経験」もここでは必ずしも 不可欠なものではありません。 もちろん、ワイワイやるだけの会ではありませんから 知識と経験があなたの「楽しむ」を助ける場合もあるかもしれま せんが大切なのは好奇心と興味です。 「知りたい」とか「気付かなかったことに気づきたい」 「感じなかったことを感じたい」とか、自分の外側と内側に 興味のある人には是非お越しいただきたいですね。 フリウリ・ヴェネツィア・ジューリアの素晴らしいワインと共に 極上の時間を楽しめたら幸いです!! 日時: 2月18日(土) 16:00~ 場所: ラ・ヴィネリア・ブラヴーラ テーマ: フリウリ州のワインテイスティング 参加費用 4回シリーズ 24000円(当日現金でお釣りなきようお支払い下さい) 1回ごとの参加 各回 ¥7000 ※ヴェネト編の開催期日は未定です。わかり次第お知らせします。 ※ 最低催行人数は6名様とします。集まり次第参加表明者の方々に通知します。 参加表明は、以下のメルアド、または携帯電話でヴィーテ・イタリア高岡まで! viteitalia@maia.eonet.ne.jp 自宅パソコン viteitalia@gmail.com iPad vitetakaoka@k.vodafone.ne.jp 携帯メール 090-3973ー6688 携帯電話 あなたの積極的ご参加をお待ちしております!!!
先日小学1年の娘が学校で怪我をしまして、それも目の上を 下駄箱で強打して腫れ上がってね。 検査して異状はなかったんですが、その腫れが引いても、 内出血が引かないんですよね。 場所が場所なのでかわいそうで・・・。 親が虐待したみたいに目の周りが青黒くなって。 眼球は健康ですし、この年齢では視力もまだ弱いですから 眼帯をさせるわけにもいかないんです。 学校に行くのも憂鬱そうなので、元気づけたりするんですが 最初はとても嫌がっていました。 いじめられたときとか、友達にどういうふうに接したら いいかとか多少のユーモアも混じえて説いていたら、 笑ってくれて、、、それで学校でも目立っていじめられることも なく元気に登校してくれているのですが、症状はあまり好転して くれないです。 毎朝起に行くと、ベッドでは良くなっているように見えるんですが 時間が少し経つと目の周辺がじわじわと黒くなる・・・。 人体って不思議です。まあ、地球を一周半する血管の一部です から、こちらにはどうしようもないという気にもなりますが なんとかしてあげたい・・・。 基本的に神様の存在は信じないのですが、治るものなら どんな新興宗教にでも入信したくなります(^^;) まあ、こちらもあまり気にせずに普段通り楽しく過ごそうとは 思っていますが、ちょっぴり心配です。
公開時に逃していたので、ようやくDVDで見ました。 原題は、 il papa' di Giovanna パパ・ディ・ジョヴァンナ 「ジョヴァンナのお父さん」という意味です。「ボローニャの 夕暮れ」って、あまり意味の無いタイトルですが、おそらく そのほうが日本人のロマンチスト層にウケるという判断で しょうね。 ファシズム台頭の時代からその崩壊、そして戦後の時間を ボローニャの一家族とボローニャという街、そしてその郊外に キャメラを据えてその時代の移り変わり、街の風景、個人、人間 関係の変貌をじっくりと追った良作ですね。 プーピ・アヴァーティはイタリアでもベテランの域に達した 監督ですが、説明的なショットもなく、誰彼に際立って 思い入れを示した描写があるわけでもなく、家族とその周辺の 人々を実に客観的に捉えて、全体の流れを構築している イメージで、僕は非常に好きだな、と思いました。 ストーリー等は割愛しますが、いくつかのサイトで「家族の 感動の・・・」のような表現が目立っていましたが、僕は それはない、違う、と思いました。 ああんもう!です。 「通俗的な感動」とはわけが違う。 確かに最終的に家族は寄りを戻すのですが、映画はその点を 描いているのではないし、その点をある種の「感動」で くくろうとはまるでしていない。 人間の癖というか性、業というものを静かにじっくりと描いて いるし、ある意味、ピカピカツルツルした現代のコマーシャリズム からは対局的な人間の「ネガティブ」な在り方に静かな慈しみと 深い理解を示しているカトリック的な映画だと思います。 端的に言うと、容姿的に全然いけていない父娘と、俄然 美しい母親がいて、それぞれの関係において、非常に ぎこちないんですが、それが娘の起こした殺人事件と 戦争を境に、その歪がデフォルメされ、別離があるの ですが、戦争が終わって、最終的には元の鞘に収まる という話の流れ。 呆れるしかないような、それでいて情念ともいえる父による 娘の甘やかしとそれとは対局的な母親の放置プレイ(冷淡でも 嫌悪しているのでもないところがリアルで怖い)。 その部分は、淡々と描かれていて、ストーリーが終わってすら なんら変貌を遂げることがありません。 時間が流れ、時代が代わり、それでも変化しようとしない この家族愛の在り方って、「感動的」という表現からは 僕は程遠いものだと思うんです。 それでも、こう生きていくしかない人間性って、本当に複雑で 悲しい生き物だと感じてしまいます。 アヴァーティの演出も的確で大げささをいく分も感じさせず 堅実。キャスティングから役者の存在感、技量も、ストーリーと 映画の世界にぴったりとはまっていて、じっくりと安心して その流れに身をゆだねながら味わえる映画だと思います。 イタリアにおいては、大きなキーワードとも言える 「精神医療」 についての描写も大きなウェイトを占めていて、考えさ せられます。(ファシズム時代にもすでに精神病患者が 法的に保護されていたという事実を初めて知りましたし 父娘の「病み加減」が増幅していくきっかけが精神病院 になっているところも、この映画の静かな社会批評になって いると感じました)。 ボローニャのポルティチ(町中に張り巡らされている柱廊= アーケード)、マッジョーレ広場、アジネッリの塔、そして ジョルジョ・モランディ・・・。 この映画は、ボローニャ出身のプピ・アヴァーティ監督らしい ボローニャという街へのオマージュかもしれませんね。非常に 複雑で皮肉で客観的、それでいて深い愛に根ざされているように 思います。 それにしても、「ボローニャの夕暮れ」かよ! という感じです(^^;)
![]() マントヴァといえばイタリアでも屈指のルネッサンス都市ですよ。 そりゃルネサンス発祥の地フィレンツェや円熟の地ローマや ヴェネツィアに比べれば規模も小さいですし、世界的な人類の 至宝ともいえる遺産も少ないでしょう。 それでも「マイナーなルネッサンス都市」というには魅力的過ぎ ますし、ヨーロッパ史の中心にあった歴史遺産の価値は計り知れ ない輝きがあります。 もちろん日本が誇る歴史都市、近江八幡も大いに学ぶべき街で あることは間違いないと思うんです! 近江八幡市民がめちゃくちゃラッキーだと思うのは、この街と 姉妹都市になれたこと!(誰に感謝したらいい?) これををきっかけにして、色々とアイデアを出して面白いことして 盛り上がりましょうよ! 市民レベルの交流や食文化、また景観保護や文化遺産の活用な どフィールドは色々とあるじゃない? というのがトリオ・オミハチマネーゼのご提案。 ![]() 左から壱製パン所谷、バルベッタ岡村、ヴィーテ・イタリア高岡 「なんか面白そう!」「マントヴァってどんな街?」 そんな好奇心ワクワクのあなたのご参加を募ります! まずはワイン飲みながら、興味ある人たちで お友達になりながら、マントヴァの話、イタリアの話で盛り上がりましょう! 3月より第一火曜日にイタリア料理「バルベッタ」で集まって ワインと軽いお食事でおしゃべりします。気軽にお立ち寄りください。 次回のマントヴァクラブ 3月6日(火) 夜8:30~ 会費: 3000円 (ワイン、軽い食事代込) お申し込みは、バルベッタ 32-5636 壱製パン所 33-1107 またはviteitalia@maia.eonet.ne.jp (高岡)まで ※メールでのお申し込みは返信を必ずご確認ください。 ※前菜、パスタ、ワインの軽い食事で、谷さんが マントヴァのパンを作ってきてくれますが、量は ありませんので、足りない方はプラスアルファで バルベッタさんにオーダーしてください。軽く食事 されていらっしゃることをオススメします。 2012年、初めての「マントヴァクラブ」ということで、前回の マントヴァツアーの写真を見たり、わいわいと盛り上がりたいと思い ます! 4月以降のマントヴァクラブの予定。 4月3日(火)、6月5日(火)、7月3日(火) 8月7日(火)、9月4日(火)、10月2日(火) 場所は、いつも近江八幡の お気軽にどうぞ!!
ヴェネト・ロッソ IGT ブランディシズモ2007 今回唯一紹介された赤ワインがイナマ社の新しく購入した コッリ・ベーリチ地区 の畑の赤ワインで、品種がなんとカベルネ・ソーヴィニョンと カルメネーレのある種のボルドータイプワインでした(^^;) コッリ・ベーリチDOC地区は、ソアヴェ地区のあるヴェローナ県の お隣のヴィチェンツァ県にある生産ゾーンで、ソアヴェの火山質の 土壌とは違って、赤い粘土や石灰質の土壌で、赤ワインの生産に 適しているとのこと。 また、1800年代からボルドー系の葡萄が耕作されており、この ブラディシズモのカベルネやカルメネーレもむしろ土着葡萄的な 意識で作られるワインらしいです。 ![]() かのイタリアワインジャーナリズム草分けの第一人者である ルイジ・ヴェロネッリが1974年にこういう記事を書いています。 「今年傑出した2本の素晴らしいワインを見つけた。 サッシカイアとヴィッラ・デル・フェッロというワインだ」 サッシカイアは言わずと知れたイタリアワイン界の「天地創造」的 ワイン。 ヴィッラ・デル・フェッロとは、イナマが購入する前のこの ブラディシズモの区画の名前です。 これだけでも、このワインのポテンシャルを雄弁に物語っています よね! コッリ・ベーリチ地区におけるカルメネーレに関しては後述しますが その味わいは個性に富んだ、それでいてワインの迫力が飲むごとに じわじわと迫ってくるようなワインでした。 僕は特に、口に含んだ瞬間の、舌の上にどっしりと乗りかかって くるような強烈な「苦味」に、ドキッとしました。 こんな苦味を僕は今まで感じたことがなかったからです。 その苦味の質は、一見、ピエディロッソや南イタリアの土着葡萄が 持っている荒々しい「雑味」のようでいて、もっと凝縮したような 「熊の胆」あるいは、前面に出ているリコリスの香りとこの ワインの類い稀な果実の凝縮がもらたしたものでしょか。 この苦味の「洗練」と「田舎臭さ」の表裏一体感がどのワインも 真似の仕様がない個性となって表現されていて僕は感心しました。 「感動する」のとはちょっと違ってて、自分の中でまだ整理しきれ ない何かがあって、もっともっとこのワインの味わいについては ステファノさんからコメントをいただきたかったです。 ステファノさん曰く 「カルメネーレはスパイス香、特にカカオと黒胡椒 そして柔らかいタンニンが持ち味。 カベルネ・ソーヴィニョンはチェリーの香りと 生き生きとして、少しトゲトゲしいタンニンが 特徴となります。 両者がお互いの持ち味を高める結果になっています。 おそらく、ワインに飲み慣れた、ボルドーワインが 好きな人の次なる選択肢になるワインではないで しょうか。」 ![]() 10年前は、イケイケの新進気鋭ワイナリーというイメージでしたが 今回のテイスティングは、良い意味で、その思いを払拭してくれた と思います。 質疑応答が非常に弾んで、次から次へと質問が出てきて、その点も 良い意味で珍しく充実したセミナーになったと思います。 僕は、火山灰質の土壌でガルガーネガを中心とした白ワインづくりが メインになっているソアーヴェの現実がローマ近郊のフラスカーティ ゾーンとよく似ていると思って、火山灰質土壌と白葡萄がどうして 良いのかを訪ねてみました。 ステファノさん曰く 「火山灰質土壌が白ワインに影響を与えるのはそのミネラル質 です。赤ワインに比べて遥かにミネラルが味わいに大きく 影響しますよね。 おそらく古代のローマ人はそれをフラスカーティゾーンで すでに知り尽くしていたのではないでしょうか。 だからここにガルガーネガを植えたのだと思います。 ただ、白葡萄だけが火山灰質と相性が良いというわけでは ないでしょう。 例えばアリアニコ・デル・ヴルトゥレはヴルトゥレという 火山の麓のワインです。 また、シチリアの現実は、黒ぶどうと火山灰土壌の相性の 良さを物語るものです。南伊のかの地では標高の高い畑が 成功の要因になりますが。」 僕がもう一つ質問したのは、トレッビアーノ・ディ・ソアーヴェ という葡萄をどうしてブレンドしないのか?でした。 ステファノ氏 「まずガルガーネガとトレッビアーノ・ディ・ソアヴェでは 収穫時期が違うため(トレッビアーノが早く完熟します) 二つのワインの発酵をマネージメントする困難を避けたい という理由があります。 またトレッビアーノ・ディ・ソアーヴェはガルガーネガ よりも香りの点で興味深いとは言えず、これが私が この葡萄を耕作しない大きな理由となります。」 他に興味深かった質問に 「ソアヴェ・クラッシコDOCから出て、自分ブランドで ワイン造りをするメーカーもあるが、イナーマ社としては それをどう考えるか?」 というのがあって、非常に明快な答えが返ってきました。 「私はDOCから脱退することが本当の意味での解決にはなら ないと考えていますし、むしろ脱退することは”敗北” にほかならないと思います。 私は、ソアヴェ・クラッシコの素晴らしさを世界中に 知ってもらうことが自分の使命だと考えていますから 脱退することなど本末転倒なのです。」 また、「ペルゴラ(ヴェネト地方他周辺の棚仕立ての名前)の 古い葡萄の木は今後グイヨなどのフランス仕立てに変えていくのか?」 という質問にも、 「ここ10年様々な実験をして、私自身も非常に悩んで いた時期もありましたが、今はペルゴラで仕立てるべき であると考えています。 ガルガーネガの持ち味やソアヴェの味わいの伝統の 素晴らしさを考えるとこれを変更することは 今ある良質のものを変えてしまうことになると 思います。 しかし、大切なのは剪定法ではなく、樹齢だと考えます。 ですから、今の古い木が新しい木とうまく世代交代する ことが最も大切なことだと感じています。」 「伝統的なソアーヴェを作るといいながらセメントタンクを 使わないのは何故か?」という質問には 「最先端のボルドーなどでは、セメントタンクへの 回帰現象が見られるが、正直、私はセメントタンクの 愛好者ではない。 なぜなら、ガラスコーティングしない限り、その メンテナンスが非常に困難で、洗浄しにくいために 雑菌が入って、ワインに影響を及ぼす可能性を 排除できないので。」 「フランス葡萄が導入された1800年代以前はどういう 葡萄が栽培されていたのか?」という質問には 「はっきりした答えは分かりません。 「コルヴィーナ」ではなく「コルビーナ」という 黒葡萄が植えられていたことだけは確かなので すが・・・味わい的には、カルメネーレと近い ものであったようです。」 散会してから、いつものように個人的に挨拶しに行きました。 そこでももう一つ質問を(^^;) 「古代ローマの足跡のお話をされましたけど、ヴェローナ といえばヴェネツィア共和国の統治時代も長かったはず で、かの共和国のなんらかの痕跡はないのですか?」 と聞いてみました。でも、、、、 「残念ながら、それは分かっていないんです。もちろん 政治の中心はヴェネツィアにあったわけですから、貴族は もちろん統治者への献上のためのワインがアディジェ川 からアドリア海を抜けて、ヴェネツィアに船で運ばれたと いう史料はあるんですが、ヴェネツィア共和国の文化と しての足跡は分かっていません。」ということでした。 また 「1800年代にカルメネーレなどがフランスから もたらされたと言われましたけど、それはいったい誰が もたらしたんでしょうか?」という質問にも、少々苦笑いを 浮かべながら、 「これも定かではありません。 おそらく現地の貴族がボルドーの知り合いの貴族から 持ち帰ったのが最初かもしれませんし、19世紀には ヴェネトからフランスへの移民も多かったので、その 行き来の中でカルメネーレがコッリ・ベリチにもたら された可能性は大きいと思います。 あの時代のボルドーはカルメネーレが主要な品種でした から。 ともあれ、カルメネーレという葡萄は極最近まで ”カベルネ・フラン”と間違えて認識されていた品種 なんですよねえ。」 などなど、とても熱心にお答えいただいたのでした。これで 2013年のヴェネトツアーの訪問ワイナリーは決まり! ですな(^^;) ということで、次回来日の際はきっとブラヴーラで テイスティングディナーをしに来て下さいね!もちろん喜んで! ということで、息子さんとの一緒に写真を撮ってお別れしました。 ![]() ソアーヴェ・クラッシコの名手はいくつかいますが、イナーマ のポジションは、最先端のものだと思います。そして彼らのほとんどが ソアーヴェ・クラッシコ以外の赤ワインを、やはり同じヴェローナの 西隣のヴァルポリチェッラで手がけようとするのに反して、イナーマ社は 東隣のコッリ・ベーリチで挑戦しているのが面白いところですね。 ヴァルポリチェッラゾーンにはアマローネがありますから、 そのプレステージを踏襲するのは、同じヴェローナ人としては 自然の行動だと思えますが、ステーファノ氏はヴィチェンツァ県の コッリ・ベーリチに敢えて動いた。 この辺も彼の個性豊かでパイオニア精神があふれる部分でも あると思います。非常に歴史に敏感で、古文書などもこまめに目を 通している印象でしたから、「温故知新」といいましょうか、 過去にこだわるからこそできる新しいイナーマの世界は、これから 目が離せないなと感じました。
ヴェローナワイン3本柱、ガルダ湖から東に バルドリーノ ヴァルポリチェッラ ソアーヴェ の、唯一の白ワインゾーン、ソアーヴェ・クラッシコの 代表的生産者 イナーマ社 のテイスティングセミナー(インポーター、パシフィック洋行主催)に 微熱の残る娘を義母に押し付けて(^^;)、かけつけました。 イナーマといえば、おそらく10年近く、特に上のラインのソアヴェは 飲んだ記憶がありません。 当時の記憶は、かなりネガティブなもので、当時お会いした 当主のステファノ・イナーマさんですら、自らの樽熟成タイプの ソアーヴェを 「こんなんソアヴェとちゃうよ!」 と口を滑らせてしまうほどに、一方には先進的でアヴァンギャルドな 哲学でインターナショナルなマーケットにも十二分に訴えうるソアーヴェを すでに手がけてらっしゃったのですが、もう一方には、その樽の香味が あまりにも強すぎ、安っぽい「大工のワイン」では決してないけど 生産者みずから「こんなんソアヴェちゃう」と(関西弁で言ったわけでは ないが、そういうニュアンスで、つまり結構あっけらかんに本音っぽく) 語られたように、イタリアワインの伝統からは逸脱して しまった印象を持ってしまったのでした。 今回はそのイメージがどういう風に変わるかも楽しみでした。 結論から申し上げますと、かなり感銘を受けたテイスティングで ずっと持ち続けていたネガティブな感情を一瞬にして消し去って しまった、、、そんな印象さえ残るワインたちでした。 セミナー中で、メモったことを含めてご紹介しますね。 まずは、ソアヴェに関する基礎知識をいくつか挙げてみます。 1.ガルガーネガという、古代ローマ人がもたらした ブドウ品種が、ヴェローナ北西の火山灰質の丘陵地 =ソアヴェ・クラッシコ地区で2000年以上耕作 されている。 2.ソアヴェとソアヴェ・クラッシコの二つのゾーンは 全く関係なく、70年代のアメリカでのブームで需要を 応えるために作られた平地の沖積層の肥沃な土壌で 特徴のない平坦なワインが生まれる。 ※肥沃な土壌は葡萄を活発にさせ、葉や枝までを必要 以上に伸ばし、房を「量産」して、水っぽい葡萄を つくってしまいます。 3.ワインの特徴は、フルーティーさよりも、植物系の香り ニワトコや花の香りとミネラルの香りが顕著で、料理との 相性と飲み飽きしないエレガントさが特徴。 レオニルド・ピエロパン氏も「アルト・アディジェのワイン のように、香りが強いワインじゃないのがソアヴェの特徴で 料理にスペースを与えるワインこそがソアヴェの長所」と力説 されていたのを思い出しました。 テイスティングは、もちろん、イナーマ社の生産量の50%を占める スタンダードソアーヴェから始まりました。 ステファノさんがおっしゃるとおりに、花とミネラルの 香りがやさしく、そしてはっきりと伝わってきます。 もちろん果実も甘いりんご系の香りがあって、後口に 軽くナッツの香り、そして舌の上に「塩気」が少し残る のも印象的でした。 ステファノさん曰く 「このワインが2~300年前のソアヴェの味わいを 再現したものです」 つまり、方法論はもちろん更新されているのですが、ステンレス タンクのない時代に木樽のみで発酵熟成させていた醸造プロセス は同じ、という理屈です。 僕は以前、もうこのフォスカリーノでも樽香が鼻について 敬遠していたのですが、その黄金色に輝くグラスを鼻に近づけ ハッとしました。 確かに、蜂蜜やバニラ系の香りもあるのですが、ソアヴェの 特徴と言われるニワトコや花、ミネラルの香りがまずアタックで 入ってくるのです。 この葡萄由来の香りと樽由来の香りのバランスは絶妙であり 圧巻であり、ちょっと背筋がゾクゾクっと来るほどに 素晴らしい味わいでした。 ミネラリタ ミネラル感 コンプレッシタ 複雑味 インテンシタ 強さ フィネッツァ 洗練性 すべてを兼ね備えたワインである、、、、ステファノさんの 言葉にも力が入っていました。 三本目のワインは、ソアヴェの最高キュヴェとも言える ヴィニェート・デゥ・ロトです。 このワインだけ、新樽を30%だけ使用した超インターナショナル ラインのソアヴェなのですが、いやあ、素晴らしかった! 果実味の凝縮感が尋常ではないのに、前述のソアーヴェの特徴が ここにもしっかりあると感じました。 デザートワインかと思うほどの強く甘い香りは、ソアヴェたる 花とミネラル、そして果実がデンと存在していて、そこに 畑の仕事の象徴でもある「粘性」が爆発的な力で口蓋を 支配していました。 このあとでステファノさんが参加者に、3本のソアヴェのうち どれが気に入ったかを挙手させたのですが、僕は迷わず このワインに手を挙げました。 次なるワインは、イナマ社が80年代後半から、ソアーヴェ 地区でいち早く植樹したソーヴィニョン・ブランである このワインでした。 ソーヴィニョンといえば、グリーンのノートが特徴的で 青っぽさこそがソーヴィニョンと言われたりもしますが ステファノさんがこのワインで表現されたのは 「ブドウ品種の特徴が強く出るのではなく テロワールの特徴が前面に出るワイン」 「普通の他のソーヴィニョンの青さ、酸味の 強さがないので食事にも合わせやすい」 ということでした。 確かに、ハーブ的な香りよりも、僕はパイナップルキャンディー のようなクリーンで美味しい果実の香りを最初に感じましたし 花やミネラルも顕著で、ステファノさんの言われたとおり 「品種よりもテロワール」がよくわかりました。 酸はそれでも決して弱いわけではなく、後味をさっと洗い 流すような感じで、後味に唾液の分泌もないような ある意味「引き際の良い」ワインに仕上がっていました。 これだけ「引かない」ワインも珍しいな、と(^^;) もちろん、この美味しさは大きいものですが、それが酸と アルコールの独特の関係性でもって、後味を無化してしまう ワインの味わいの不思議さも感じました。 こういうワインは珍しいのではないかと思います。通常 フレッシュ&フルーティーなワインでも、特に白ワインでは 「酸の伸び」とかその時の「洗練された酸の質」を診る わけですが、それがアルコールと共にすっとなくなって 口の中が完璧に何もなくなっている状態がありました。 調和あるワインのひとつの「完成形」でしょう。 最後の赤ワインと質疑応答に関するコメントは明日触れます。 制限字数越えてしまいました(^^;)
お申し込みいただいていた方々には本当に申し訳ありませんが 明日スタートのサレッタの開始日を延期いたします。 告示の遅さもあってか、最低催行人数に達しませんでした。 とても残念ですが、アナウンスの遅さ、足りなさを反省して 出直します。 何卒、ご容赦の程、よろしくお願いいたします。 |一覧| |