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東京今昔物語  (写真の世界 http://wakowphoto.world.coocan.jp/ より)

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2023.04.08
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カテゴリ:カテゴリ未分類
高架高速道路は東京都心部では大抵地上の道路の上空を走るか、用排水路の上空を走ります。場合によっては用排水路を埋め立てて地下道路となりますが、そのケースは少ないです。

先進国の主要都市では都市の上空を走る高架高速道路は都市景観を悪くするので建設されることはありません。一旦建設されても後に景観を悪くすると批判されて地下道路に付け替えられています。

高架高速道路網が高層ビルの間を縫うように走る東京の町を機上から見た或る外国人は、スパゲッテーをばらまいたような町だと批判していましたが、日本では都市交通の便利さを優先して都市景観の悪さを嘆く声は少ないようです。

しかし、流石に日本橋の上空を走る高速道路には苦情が出て、付け替えの計画が持ち上がっていますが、膨大な費用が掛かるので実現する時がいつかは分かりません。

ところが、市街地を離れて郊外の河川に沿って走る高架高速道路となると、巨大人工物は意外な自然風景を演出するものです。それは見方によっては、長大な堤防と広大な河川敷の装飾品として存在感を示します。特に都心からの高速道路と接続する、通称ジャンクション部分はアートです。

首都高速環状線は荒川の東岸沿いに荒川土手の上空を走っていますが、都心からの高速道路と接続する江北ジャンクション、堀切ジャンクション、小松川ジャンクションの風景は巨大なパブリック・アートを見る感があります。

ドライブしながら眺めるには、江北ジャンクションを見るなら五色桜大橋を渡りながら、堀切ジャンクションを見るなら新荒川橋を渡りながら、小松川ジャンクションを見るなら荒川大橋を渡りながらが良いでしょう。

高速道路が接続するジャンクションのダイナミックな構造美を観察するには荒川土手に降り立ってみると良いでしょう。土手の下から見ても土手に登って見ても、湾曲している高速道路は荒川土手に沿って大きく弧を描いて伸びています。
(写真1、2)

振り替えると、今渡ってきた五色桜大橋が荒川の上に大きな円を描いて跨がっています。これは世界初の2層構造のダブルデッキ・ニールセンローゼ橋と言うものだそうです。上層部が板橋方面へ、下層部が江北方面へ行くデッキです。
(写真3)

大正時代の東京の町を観察し、近代化で消えゆく過去の町の姿を惜しんで「日和下駄」を書いた永井荷風は、震災後に荒川放水路の堤防の突端に立って、放水路の広漠たる風景に滅亡そのものの象徴を見ていますが、高架高速道路が駆け巡る荒川土手に都市エネルギーの発散の跡と見ることも出来るのです。
(以上)

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Last updated  2023.04.08 17:59:24
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