『巨象の漂流 JALという罠』小野展克
【送料無料】巨象の漂流価格:1,785円(税込、送料別) 2010年1月、負債総額2兆3221億円を抱え会社更生法の適用を申請した日本航空。企業再生のプロを自称するベスト&ブライテストたちのはまった迷路とは? 日本という国家の命運を展望する。 本書は、日本航空の病巣と、民主党政権の迷走ぶりを書いた一冊。政権交代によって、前原元国交相が「JAL再生タスクフォース」を立ち上げたものの、菅直人と瀬戸英雄に主導権を奪われ、当初のチームは解散。更には資金繰りの政府保証を巡る問題が、民主党内の権力闘争を誘発し、財務省や日本政策投資銀行を巻き込んだドタバタ劇になっていく様子の他、歴代社長の権力闘争や羽田の国際化など、混迷を極めていく様子が書かれています。著者は、共同通信社経済部デスクで、整理解雇の裏側から、ほぼ同時に発表された人事施策の深層までを詳しく解説しており、JALならびに民主党政権の迷走ぶりの酷さを本書で現しています。【満足度】 ★★★★☆