林英哲:和太鼓の第一人者が企画公演 若手の邦楽家とコラボ--東京で来月8日
ジャンルの壁を超えて精力的な活動を繰り広げる和太鼓の第一人者・林英哲が5月8日、東京・渋谷のオーチャードホールで「情熱の青雲・風雲」と題した特別公演を行う。 林が邦楽界の若手人気者に声をかけて、次代の邦楽を探ろうとコラボレーションする企画コンサート。尺八の藤原道山、津軽三味線の上妻宏光、舞踊の尾上青楓に、林の仲間である「英哲風雲の会」が加わる。 3人とも、国内だけでなく海外にも知られる邦楽の若き担い手たち。伝統を否定せず、かつ、しばられずに自らの道を貫く彼らのやり方は、「鬼太鼓座」「鼓童」をまとめつつ、ソロ活動に入った林が開拓してきた道と同じといえる。 今回、林の太鼓と彼らがコラボレーションすることで、邦楽のさらなる進化の姿が展開されるだろう。曲はオリジナル中心になるという。問い合わせは03・3201・8116へ。【川崎浩】