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幼い頃、「ちいさいモモちゃん」を、母に読んでもらったことだけは、 何故かはっきりと覚えています。 当時は、日当たりのとても良い、鶏小屋を改装した小さな家に 親子3人で住んでいました。 すぐ近くの、幼稚園に通っていましたが、建物は普通のお家。 きっとこじんまりとして、先生の目も行き届き、和やかな雰囲気の幼稚園だったのでしょう。 おやつが生のいちじくの時だけ、ちょっと苦手なだけで、 楽しい時間を過ごしていたようです。 まだ妹が生まれる前でしたので、両親の愛情を一心に受けていた時期。。。 その時のあたたかな気持ちも、無意識に蘇ってくるのか この本の表紙を見るだけで、心がほっこりしてきます♪
同じ幼稚園に通っていた、園長先生のお子さんも モモちゃん。 背も高く、とてもきれいな すっとした顔立ちの一つ二つ上のお姉さんで、 モモちゃんと言う名前にも、憧れていました。
挿し絵のシリーズも好きでしたが、このモモちゃんのジオラマの写真が 数ページ付いているシリーズは、私にとって格別でした。 そうしたら何と! 前回の日記でご紹介させて頂いた 「どこ?」の本のジオラマ撮影を担当された カメラマンの大畑俊男さんが、このモモちゃんシリーズも 手がけていらっしゃったのです
道理で、惹かれる筈です。
モモちゃんの著者、松谷みよ子さんは、 「仕事は嫁に行けば、できるようになるから 今のうちに本を読みなさい」と 読書を勧められたお母様に、のびのびと育てられたそうです。
そんな松谷さんの、 「思うことを そのまま書けば、ひとを傷つけると思ったからね。 だけど、童話は傷つけないでしょう。 象徴的に書けるから。 だから童話や詩の世界が、好きなんですね。」 と仰った言葉が、とても印象的でした。(どこで読んだか、忘れてしまいました)
松谷みよこさんの公式HP↓ http://matsutani-miyoko.net/index.php
この間、「ちいさいモモちゃん」を、改めて読んでみると、 図書館の閉架図書から出してきてもらった本は、もうボロボロ。 だけど、今3才の甥やもうすぐ2才になる姪と重なって、 新しい発見がいっぱいでした!
松谷みよこさんの他の本も、姪達に もっと読んであげたいなと思いました。
追記: ちいさいモモちゃん40周年企画として、こんなのも出てます。↓ ちいさいモモちゃんにんぎょうえほん
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