カテゴリ:花
(Striped Wintergreen, Spotted Pipsissewa) Chimaphila maculata Wintergreen Family (Pyrolaceae) イチヤクソウ科 お花 5/8 inches (16 mm) 草丈 3~9 inches (7.5~22.5 cm) Native Rachel Carson Conservation Park, MD 2005.06.30 ************************************** 2005年夏、Rachel Carson Conservation Parkへ行った際、偶然見ることが出来ました。出産前によく参加していたハイキングがこの公園で行われたことを知り、子供連れでは参加できないため、一念発起してプリンス連れて行ってみて大正解。その後、Little Bennett Regional Park、C&O運河のCarderock Section、Huntley Meadows Park、James Long Park、Sugarloaf Mountain、Frederick Municipal Forestなどで葉を見かけ、近くの公園のあちこちで見られることがわかりました。イチヤクソウ科のお花はこれが初めてだったので、印象に残っています。 お花は俯き加減で咲き、花を終えた後、上を向いて茶色い種をつけます。白い葉脈が目立つ葉は冬の間も見られます。属名Chimaphilaは、ギリシア語で冬を意味する 'cheima' と「愛する」を意味する 'philein' に由来し、常緑の性質を表しています。ネイティブ・アメリカンのクリーク族は、胆石疝痛・腎臓結石を壊すと考えられていた効能から、「壊れて粉々になる」ことを意味する"pipsisikweu"と呼んでいました。類似種には、修飾語句のつかないPipsissewa (C. umbellata)があり、草丈が高く、艶やかな深い緑の葉には斑模様がありません。 ネイティブ・アメリカンの多くの部族がこの植物を利用し、煎じた葉のお茶をリウマチ・胃の病気に用いていました。1820~1916年までアメリカ薬局方にも掲載されていたそうです。傷口の塗布薬としても利用されていましたが、赤くなったり、水ぶくれになったりすると注意書きがありました。他の薬のフレイバーに用いられていたこともあり、今でも御菓子やルート・ビール(炭酸飲料)のフレイバーに利用されています。 蕾 Sugarloaf Mountain, MD 2006.06.14 Frederick Municipal Forest, MD 2006.07.14 上から見た感じ。 Rachel Carson Conservation Park, MD 2005.06.30 茶色くなった種。 Little Bennett Regional Park, MD 2005.10.23 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2006/11/25 12:37:34 PM
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