カテゴリ:野鳥
Myiopsitta monachus Psittacidae オウム科(インコ科) オキナインコ 11.5 inches (29.21 cm) St. Petersburg, FL 2006.11.07 ************************************** 2006年11月、フロリダ旅行の際に見ることが出来ました。籠抜けが野生化したものとは知っていたのですが、自然界で生きている姿を見てみたくて、探しに行きました。1羽、2羽、目にすることができれば良いかな・・・と思って行ったのですが、予想以上に数が多く、驚きました。また、声がぎぃぎぃと激しく大きいです。しわがれ声で"graaa"や"skveet"とありますが、まさにそんな感じでした。それも集団で鳴いているので、結構騒がしいです。 その顔つきからか、Monk(修道士)やQuaker(クエーカー教徒)の名前が面白いな、と思いましたが、和名の「オキナインコ」にもちょっとビックリです。緑色だけではなく、羽に青い部分があったりして、とても美しい野鳥でした。 インコの仲間は木の穴を利用して営巣するそうですが、この子達は木や人口建造物に枝を運んできて巣作りをする唯一のインコだそうです。ここでは、発電所支所のあちこちに枝を利用した巣が見られました。とても賢く、社交的で、人の物まねも上手だそうです。そういえば、私が発した言葉も何か真似をされたような・・・。わずか1ヶ月前のことなのに、どの言葉だったか忘れてしまいました。「あ、いたいた」とか「すごいね~」とか、だったかな? 1960年代後半にペットとして持ち込まれたものが逃げ出したり、ペットの飼い主が故意に逃がしたりして野生化し、増え続けているようです。1970年代にすでに7州で確認され、フロリダ州だけでも10万羽との報告があります。本来は、南米アルゼンチン・ブラジルなど温帯域の鳥です。寒さにもよく耐えることができ、北はニューヨーク市・シカゴ市、ロードアイランド州・コネチカット州でも確認されているとか。いくつかの州が法律で輸入・販売・解放を禁止しているようです。 電線にたくさん止まっていました。 St. Petersburg, FL 2006.11.07 ちゅっ、ちゅっ St. Petersburg, FL 2006.11.07 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2006/12/29 10:30:20 AM
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