Satchanから自然便り

Gadwall
Anas strepera
Anatidae　カモ科
オカヨシガモ
20 inch (50.8 cm)


Palo Alto Baylands Nature Preserveにて。
2006.04.06

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　水鳥を始めた頃には、マガモの♀チックな地味な感じで全く興味がなかった鳥です。銅板のように光輝く雄の背中の羽がとても美しく、地味に見える灰色の羽も細かな模様が入っていて綺麗です。写真はサンフランシスコへ旅行した際のものですが、自宅近くのBlack Hill Regional Park、Huntley Meadows Parkなどでも、他のカモ達に混じって数羽見かけることが多いです。

　水辺でお尻を上に傾けて、水生植物の種子・茎・葉などを食べます。雄・雌共に、白い翼鏡（次列風切が班模様のように見える）が見え隠れします（雌にはないこともある）。遠くから眺めるときには、雄のお尻の黒い部分がポイントになります。繁殖羽では、雄の背中の茶色い羽、黒い嘴、お尻の黒がよく目立ち、３列風切はシルバー。繁殖を終えた雄は、３列風切のシルバー色を保つものの、雌とよく似て、上嘴が黒く、下側がオレンジになるようです。

　北米北東部にもたらされた1950年代・1960年代までは元々西部の野鳥でした。北米大西洋岸ではマサチューセッツ州以南で冬鳥ですが、ちょうどD. C. 近郊では留鳥になるようです。アパラチア山脈を除き、五大湖の南側の地域・南西部・カリフォルニア州南部などでも冬鳥です。太平洋岸では、カリフォルニア州北部・オレゴン州・ワシントン州などで留鳥、中部・中西部の一部でも留鳥。中部・中北部などでは夏鳥です。


Palo Alto Baylands Nature Preserveにて。
2006.04.06