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カテゴリ:book
日経ビジネスオンラインに良い記事があったのでご紹介。
ソフトブレーンの宋文洲氏による記事で、四川省で起こった悲しい話。 捨て子の少女の死と、脱・格差社会のもと いろいろなことを考えさせられる。 貧乏な暮らしにも拘わらず、捨て子を育てることを決意した農夫の心。 迷惑をかけまいと、幼心に精一杯の気を遣う少女の心。 血の繋がらない家族愛。 70万元(900万円強)を10日間で集めてしまうメディアの力。 年収500万円の人が15億円を用意する規模の治療負担額。 国がお金を出すことだけが国民を幸せにする解決策ではないこと。 道徳思想としての儒教。 そういえば、最近読んだ本も、親子について書いた本だった。 流星ワゴン/重松 清 主人公はどこにでもいそうなサラリーマン。 どこでどう選択を誤ったのか、気づけば家庭は崩壊寸前。 会社からはリストラされ、妻は毎日のように不倫を繰り返し、息子は中学受験に失敗して家庭内暴力を振るう。 絶縁寸前の父親は、末期癌で数日の命。 「もう、死んでもいいかな」 そう思ったとき、主人公は過去に飛ばされる。 このあたりは突然ファンタジーのような設定だが、抵抗なく読めるのは、問題のある過去をやり直せるのではなく、今の現実を直視するため、後悔を清算するために、過去に戻るという設定だからかも。 現代の家族について考えさせられる。 くら~い設定だけど、最後は気持ちよく読み終えられる一冊。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2007.01.25 13:05:37
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