先進国で妊婦にサプリメントの使用を勧めないのは先進国で日本だけ、その結果世界一、先天性異常児が多く生まれているという事実があるそうです。
米疾病管理予防センターと米公衆衛生局は、母体に総合ビタミン・ミネラル剤を日常的に摂取させることによって心血管欠損は30%、尿路障害85%、先天性四肢欠損36%、神経管欠損71%も発生率を減少させるとも発表しています。
脳、脊髄など中枢神経や心臓、四肢に障害をもつ赤ちゃんの大半は、妊娠7週までに発症することが多く、特に妊娠10週までの栄養バランスが悪いと胎児の成長に重大な障害をもたらす。妊娠前からサプリメントなどにより必要なビタミン・ ミネラルをきちんと摂ることによって障害児を確実に減少させることができると結論しています。
サプリメントの規格がないに等しい法整備が遅れた日本で、効果があって安全・安心な
本当によいものを選ぶのは簡単ではありませんが、何を選ぶかが最も重要です。
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マルチビタミン剤(総合ビタミン剤)を、妊娠する前から服用していた女性は、早産や未熟児を出産することが少ないことがわかった。米ノースカロライナ大学の研究者が、雑誌「米疫学ジャーナル」で報告している。
研究者たちは、妊娠24週目から29週目の妊婦2010人を対象に、マルチビタミンを使用したかどうか、それは妊娠前か妊娠後かについて調べた。
その結果、妊娠前にマルチビタミンを使用していた妊婦は、使用していなかった妊婦と比べると、早産や未熟児出産が約半分だった。妊娠後にマルチビタミンを服用し始めた妊娠では、その効果はなかったという。
研究リーダーのアンヘル・バラチアン博士は、マルチビタミンに含まれている葉酸が、胎児の健康を守り、早産、未熟児出産防止に役に立っているからだろう、と話している。
(出典:日経ヘルス)