ビタミンといえば、ビタミンCがでてくるほど最も知られているビタミンCにガン予防効果が発見されたというニュースです。
ガンは日本人の死因の第1位で、30%を超えています。厚生労働省の予測では2015年のガン患者数は1998年比で、男性191%、女性157%と、うなぎのぼり傾向に歯止めがかからないそうです。
ここまで歯止めをかけられないのは日本だけのようです。いかに日本の健康政策、健康常識が的外れかの証明といって過言ではないと思います。
食品成分表によると、みかん100mgに含まれているビタミンCは、1952年:2000mgから2000年:35~32mgと2%弱にまで激減どころか、ほぼ消滅していることを知っている人はあまりいません。私が小さいころのみかんはすっぱかったのです。消費者ニーズに合わせて品種改良した結果、甘くておいしいみかんの栄養価は糖質が増えてカロリーが増えてビタミン・ミネラルはほぼ消滅してメチャクチャに偏ったのです。
他の野菜、果物も同様傾向なのを知っている人もあまりいません。昔とくらべて味が変わったことを知っている人は多いのですが、なぜ、どんなことが起きているのかはあまり知られていないのです。
食事が欧米化して野菜、果物の摂取量が大きく減り、ビタミン・ミネラル含有量は激減しています。1977年に世界の健康政策の原典といわれている
アメリカ上院栄養問題特別委員会報告書・通称マクガバンレポートで、食事だけで生命を健全に維持・代謝するために身体が必要な53種の栄養素の種類と量は摂れないことが解明され、不足するビタミン・ミネラル・植物栄養素をサプリメントで補給することが日本を除く先進国の常識になっています。しかし、日本で栄養指導をしているほとんどの専門家は今でも食事だけで摂れると主張し続けています。どちらの情報を信用されますか。
サプリメントの規格がないに等しい野放し状態の日本で、効果があって安全・安心な
本当によいものを選ぶのは簡単ではありません。
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ビタミンCが抗酸化物質としてフリーラジカルを中和することはよく知られているが、米オレゴン大学の研究では、脂肪代謝の毒性副産物に反応して中和するというビタミンCの機能が初めて判明した。
この脂肪代謝物に関する新たな発見は、ビタミンCが酸化脂肪から生成される毒性化合物の防御で複雑な役割を果たし、それらが引き起こす遺伝子の損傷および炎症を阻止することを示す上で極めて重要である。
これは体が脂肪代謝副産物の毒性を回避する主要な経路と見られ、明らかにがんの予防と関連している、と同大学ライナス・ポーリング研究所准教授Fred Stevens博士は用意された声明の中で述べた。
研究は米国科学アカデミー発行の
「Proceedings of the National Academy of Sciences」今週号に掲載されている。
(出展:HealthDayNews)