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2005/11/22
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カテゴリ:病気・医療関連
いつもありがとうございます。

私は免疫力が高いので予防接種を受けなくてもインフルエンザに
かかった記憶がありません。
ワクチンの予防効果は高いそうですので心配な方は予防接種されるのも
ひとつの予防策だと思います。
予防接種するなら今月中でしょう。

水うがいもよさそうですね。

**************************************************************************

▼うがい水が効く
まもなくインフルエンザの季節。お年寄りや子供たち、持病で体力のない人は、重症化すれば命にかかわる。ワクチン接種は早めに、手洗い、うがいを徹底するなど予防に努めたい。

▼唯一の手だて
ワクチンの有効率はシーズンによってばらつきが大きい。インフルエンザウイルスには多くの型があり、事前の予測と一致するかどうかは実際流行してみないとわからないためだ。

日本臨床内科医会の過去4シーズンの調査では、70%近い有効率だった最初の2年に比べ、最近2年は30%を切る低さだった。

それでもワクチン接種が大切なのは、発症を防ぐ唯一の手だてであり、重症化による死亡を防ぐ効果が期待されるためだ。

65歳以上の高齢者では、一般に発症を45%減らし、死亡の80%を防ぐとされ、予防接種法で接種が推奨されている。費用は市町村によって半額程度(約2000円)の補助から無料のところもある。

小児では、法的な決まりはない。日本小児科学会では、「1歳から6歳までの乳児について20~30%の有効率があり接種を勧める」としている。

けいゆう病院(横浜市)小児科部長の菅谷憲夫さんは、「国際的な研究では、2歳未満への効果は不明だが、2~15歳では65%の効果があるとされ、米国でも50%以上の発症予防の効果があるとして接種を勧めています」と話す。親も一緒に接種を受けるのが大切だ。

予防接種は自費診療で1回4000~5000円かかる。2週間あけての2回接種が原則だ。効果が出るまで約2週間ほどかかるため、受けるなら早めが望ましい。効果は約5か月間持続するとされている。

▼疑いある時は?
インフルエンザは普通の風邪と異なり、38度を超す高熱や関節の痛みといった激しい全身症状を伴う。かかったと思ったら、早めに医療機関を受診しよう。

療養の基本は、水分を十分にとり、安静、休養に努めること。タミフル、リレンザといった抗ウイルス薬は、発症から48時間以内に使用すれば、症状を和らげる効果が期待できる。

タミフルを服用した日本人の子供12人が死亡した問題で米食品医薬品局(FDA)が調査を始めた。死亡と薬との因果関係の判断は難しいとしているが、日本での使用量は全世界の7割とも言われ、安易な使用には注意したい。

▼脳症を防ぐには
インフルエンザで最も問題なのが、6歳以下の小児に多い脳に炎症や浮腫(ふしゅ)が起きてしまうインフルエンザ脳症だ。死に至ることも多く、助かっても麻痺(まひ)などの後遺症が残ることがある。

非ステロイド系解熱薬を使っていた患者で発症率が高かったことから小児への使用は禁止されたが、はっきりした原因は不明で治療もむずかしい。「予防接種でインフルエンザの発症そのものを減らすのが、現状では最大の予防法」と、菅谷さんは強調する。

▼安くて効果的
京大保健管理センター教授の川村孝さんは、387人を2か月間「水でうがいする」、「ヨード液でうがい」、「うがいをしない」の3群に分け、かぜの発症予防効果を調べた。水うがい群は、何もしない群に比べ発症が40%減ったが、ヨード液うがい群ではそれほど効果はなかった。

ヨード液を使うとかえって、のどの常在菌を殺して風邪ウイルスの侵入を許す可能性もある。水うがいが最も安価で効果的な予防といえそうだ。

▼「新型」への備えは? かかったらすぐに受診 
東南アジアを中心に60人以上の死者が出ている鳥インフルエンザ。ウイルスが変異し、人から人に感染する新型インフルエンザ発生の引き金になることが懸念されている。どう備えたらいいのか、国立感染症研究所感染症情報センター長の岡部信彦さんに聞いた。

――新型インフルエンザはなぜ脅威なのか。

これまでに人が一度も感染したことがないタイプなので免疫がなく、一気に大流行する恐れがある。国の試算では、最大で3000万人以上の患者が出て、60万人超が亡くなる可能性も考えておくべきだ、としている。

――ワクチンは有効か。

今あるワクチンは、これまでのインフルエンザに効くだけで、新型には効果がない。新型出現後に作り始めるしかないため、接種できるようになるまで6か月前後はかかる。

――治療法は。

通常のインフルエンザ用の抗ウイルス薬が有効と考えられ、国全体で来年度中に2500万人分を備蓄する計画だ。

――各家庭ではどんな対策が必要か。

パニックになるのが一番怖い。新型に対しても、インフルエンザ予防の基本である、手洗い、うがいは有効だ。かかった場合は、ただちに医療機関を受診してもらいたい。

国立感染症研究所感染症情報センター

(出典:読売新聞)





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最終更新日  2005/11/22 07:00:54 AM
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