いつもありがとうございます。
ガンに限らず病気告知は本人が一番知る権利があるはずです。
経済的問題で告知されずに、不信感を募らせながら亡くなっていくことが
現実なのでしょうか。
非常に悲しい現実です。
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■医師と家族に委ねられるがん告知
医療現場におけるプライバシー侵害と個人情報保護の問題である。
「(医療現場においても)日常的に個人情報は悪用されています。例えば、末期がんなら誰だって目をそらしたいと思いますから、患者の家族の7割程度は『患者本人に末期だというな』と医療従事者に強要し、患者は自分の命をどうするか決定する権利を奪われます。
自宅で最期を過ごすか(月に50万円)、癌センターの抗癌剤治療(月に50~2000万円)に最後の希望を託すのか。もし患者が後者を選んだとすれば財産はほとんど残らなくなるかもしれません。
現場では死んだ後で文句をつけたり、金を払わないことができる家族の方が患者より強いので、告知は半分程度しかおこなわれていません。
あまりにも生命が軽視されていますから、個人情報保護法の遵守が優先された方がよいと思いますし、不十分な法の副反応として認められる官僚の情報開示逃れや個人の詐称は社会的ペナルティーと法的な罰則で解決すべきではないでしょうか。(高知市 勤務医)」
このがん告知の話はちょっと説明が必要だろう。個人情報保護法では本人のデータを第三者に提供する場合は、本人の同意が求められる。従って病状などについても医師が家族に説明する際には、事前に本人に対して誰に何を説明するか同意を得なければならない。
ところが、この適用の例外がある。それは、同意を得ないことが当人の「生命、身体、財産の保護のために必要で、同意を得ることが困難な場合」である。患者が意識不明だったり、判断能力のない場合もそうだ。また、本人に直接話すと、自殺の可能性があるといった場合も例外扱いとなる。
厚生労働省は「重病で告知により患者の病状悪化が予想される場合も例外」(医政局)としており、勤務医のいうがん告知がまさに該当する。結局、がんの告知をするかどうかは本人ではなく、医師と家族の判断に委ねられてしまうわけだ。
(出典:MedWave)
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最終更新日
2005/11/30 12:08:32 AM
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