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カテゴリ:食・栄養
米国では消費者の健康志向の高まりで牛乳の需要が減り、豆乳やアーモンド、ココナッツ由来の植物性ミルクに変えているそうです。
ヘルス・リテラシーが高くない日本では、まだ牛乳神話が根強いようですが、牛乳離れは進むことと思われます。 米国では1915年、米国酪農協議会が設立され、乳製品の普及・振興のために母子手帳が創作されましたが、ガンなどの生活習慣病が増え、心身が劣化したことを米国政府上層部は掴んでいてやっと1990年に廃止しました。 戦勝国・米国は優秀・勇敢・誇り高い日本人に震撼し、日本人が二度と脅威にならないために心身劣化が見込める母子手帳を1948年に導入させ、乳製品の普及・振興を企て、1954年にパン食を餌付けし、1965年に母子健康手帳に変え、現在も続いています。 牛乳などの動物性タンパク質は体内の酸の量を増やすので、体内をアルカリ性に保つために酸を中和する骨のカルシウムが使われ、乳製品消費量の多い国ほど骨粗鬆症が多いのです。 さらに牛乳に多く含まれるタンパク質・カゼインは最悪の発ガン物質です。 ・葬られた「第二のマクガバン報告」(上巻) ・葬られた「第二のマクガバン報告」(中巻) ・葬られた「第二のマクガバン報告」(下巻) 日本食は世界一の長寿食と言われていますが、日本ではあまり調査・研究されていないので具体的メニューとしてマウス実験しかなく、1975年時代のものがよいそうです。 そして、豆腐、納豆、みそ、しょうゆなど、日本食に欠かせない大豆食品です。大豆には、脂質異常症、ガン、骨粗鬆症、更年期障害などを改善する多彩な作用があるとされ、日本が長寿国となった理由も、大豆をうまく食生活にとりいれたことを抜きには考えられないそうです。 しかし、日本の主流になってしまった欧米化して食生活では大豆はあまり摂りませんね。 たった1回限りの人生をどう生きるか自分の食事に関わっているほど健康に生きていく上で食べることは決定的に重要ですが、食事の欧米化はさらに進んで脂質摂取が過剰になり、食事がお菓子化しているおかしな国になり、さらに味付けも、食材も甘くなっているので、自業自得の結果としてさらに生活習慣病が増えるのは間違いないです。 アメリカからパン食を餌付けされた食料植民地となっていることに気づいて伝統的日本食を見直す人が増えることを強く願いたいです。 さらに低GI食品を選び、野菜・海藻、主菜、ごはんの順によく噛んで食べて血糖値をゆるやかに上げることです。 「家庭の味」遺産になる? 手作り減少 和食が世界無形文化遺産に登録されても、遺産相続は放棄され、おふくろの味は袋の味になっているように、日本人は過去のよいことをドンドン捨てて不健康になることを好んで選択する実に不思議な民族です。 ・農林水産省/食文化 ・和食ガイドブック ・日本食文化テキスト また調理力と健康は強く相関しています。 日本人の心身の健康状態は悪化の一途であり、2012年の人間ドックの異常者は92.8%にもなり、危機感を強く感じます。 食育の重要性を訴えている服部栄養専門学校理事長・校長の服部幸應さんは産経新聞の取材で以下のようにコメントしています。 ・食育の重要性は1985年頃に気づいた。 ・新入学生に1週間の食事日記を提出させたら悪さにビックリ。 ・2年間で変えてやろうと、いろいろやって卒業時にまた調査したらわずか6%しか改善していない。 ・栄養士や調理師を目指す学生でこれなのに、試験は出来る ・3~8歳の間が特に重要で、厳しくしつけることが肝心。 子供の運命は常にその母が創る(ナポレオン) 8歳までの食暦と躾が人生を決めてしまうわけですね。 2011年国民健康・栄養調査結果の概要 ◆国民健康・栄養調査は1948年以降毎年行なわれているが、有益と思われるデータがないため食事の変化が死亡率の増減にどのように影響を与えたか説明できない。 データも利用できない。日本と世界にとって深刻な損失。 ランセット2011年9月日本特集号 (世界で最もよく知られ、最も評価の高い世界五大医学雑誌の一つ 出典:ウィキペディア) ◆日本に決定的に欠けているのは、トップランクの大学に「人間栄養学」がないこと。 このままでは、日本人は栄養を通じて健康を保つことはできないだろう。 東京大学大学院医学系研究科公共健康医学専攻社会予防疫学分野・佐々木敏教授 ◆日本は国民の新しい健康課題に効果的に取り組んでいるように見えない。 国民の健康寿命の最大の危険因子は栄養の偏った食事である。 日本人は長く生きた分だけ病気や障害に苦しむ年数も増大している。 東京大学大学院医学系研究科国際保健学専攻国際保健政策分野・渋谷健司教授 1977年に発表され、世界の健康政策の原典と言われているアメリカ上院栄養問題特別委員会報告書(通称マクガバンレポート)によれば世界最高の長寿食は、伝統的日本食です。 食事改善のコツはパン→ごはん、ラーメン→そば、スパゲティ→うどん、ケーキ→まんじゅう、ミルク→豆乳のように、カタカナ食品からひらがな食品にすることで、少しもむずかしくありません。 ごはんは、私は玄米ですが好き嫌いがあるので、白米ともち麦を50~20%に混ぜた麦飯をおすすめします。 おかずは、まごわやさしいさにしてよく噛んで楽しく食べたいものです。 ま:大豆、あずきなど豆類のこと。タンパク質、マグネシウムの摂取に ご:ゴマ ナッツ クルミ アーモンドのこと。不飽和脂肪酸・ビタミンEの摂取に わ:わかめ コンブ のりなどのこと。ヨード、カルシウムの摂取に や:野菜、根菜のこと。ベータカロチン、ビタミンCの摂取に さ:魚のこと。タンパク質、オメガ3系脂肪酸、亜鉛の摂取に し: しいたけ、しめじなどきのこ類のこと。多糖類、食物繊維の摂取に い:じゃがいも、さつまいもなどイモ類のこと。食物繊維、炭水化物の摂取に さ:サプリメントのこと。欧米では総合ビタミン・ミネラル剤はおかずの一つとして定着 食・栄養を改善して腸内環境を整え、必須栄養素の種類と量を理想に近づけて抗酸化力を高めると体調は劇的によくなるので、喜ばれています。 ****************************【以下転載】**************************** (上の表)ディーン・フーズ、ホワイトウエーブ両社の営業利益の推移(下の表)米国の牛乳とクリームの一人あたり消費量の推移 消費者の健康志向の高まりで牛乳への需要が減退するなか、米最大の乳業会社ディーン・フーズと元子会社の豆乳メーカー、ホワイトウエーブ・フーズの業績が明暗を分けている。 90年近くの歴史を持つディーン・フーズは約1年前、植物性ミルクと有機牛乳の2事業をホワイトウエーブ・フーズに集約してスピンオフ(事業分離)した。過去12か月でホワイトウエーブの株価が62%上昇した一方で、ディーン・フーズは17%下落している。 米国の消費者が植物性ミルクを受け入れるようになり、ホワイトウエーブの売り上げと利益は増加している。一方でディーン・フーズは生乳事業のコスト上昇や国内の需要減で赤字状況だ。 牛乳の需要を増やすのは容易ではない。ホワイトウエーブ株を持つ資産運用会社アーロングループのアナリスト、ライアン・オクセンヘンドラー氏は「米国の牛乳消費の減少トレンドを押し戻すのは難しいだろう」と話す。消費者が牛乳から豆乳やアーモンド、ココナッツ由来の植物性ミルクに変えていることがホワイトウエーブの好業績につながっているという。 ディーン・フーズはコスト削減に加えて、通常の牛乳よりも成長しているニッチ分野であるフレーバー付き牛乳や高たんぱく乳の販売を増やすことで利益を上げようとしている。同社は昨年、約80ある工場のうち8カ所を閉鎖しており、今年も3カ所の閉鎖を予定している。 ディーン・フーズのグレッグ・タナー最高経営責任者(CEO)は5月にアナリストらに対し「未踏の地を進んでいる」と語っている。ウォール・ストリート・ジャーナルの取材要請には応じなかった。 米国では、スキムミルクと低脂肪牛乳が通常の牛乳市場で一番大きなシェアを占めるが、シカゴ拠点の市場調査会社IRIによると、小売り段階での販売量は昨年4%減少、販売額も2.4%低下した。 輸出面では、中国や他のアジア地域で粉ミルクやチーズなど乳製品の市場が急拡大するなか、米国の乳製品の輸出額は今年、年初からの5か月で昨年同期を29%上回った(米国乳製品輸出協会調べ)。しかし、ディーン・フーズの販売はほぼすべて国内市場に依存している。 (出典:ウォール・ストリート・ジャーナル日本版) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2014/07/22 06:17:09 AM
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