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カテゴリ:CSI:マイアミS1
Teaser(冒頭の掴み)からして、度肝を抜かれる第1話ですね。墜落現場を目指してエアボートでエバーグレイズ(湿地帯)を疾走するHoratioとEric。私は「わんぱくフリッパー」を思い出して。(爆)このシリーズを象徴するオープニングだなと思いました。途中も、個人的に「24」を彷彿とさせるシーンがあったりしてMiamiはとにかく派手です。DVDのコメンタリーを聞いていても、CSIという人気シリーズの中ですでにPilotをこなしているため、「最初からバーは高かった」と求められるものの大きさを制作陣も感じていたのでしょう。
湿地帯での飛行機事故のため、周囲には遺体や遺品が散乱し、NTSB(連邦航空運輸局)と捜査権を張り合おうとするマイアミチーム。シーズンはじめからテンションが高いです。 メンバーもそれぞれの専門を上手く見せていたと思います。これなら、パイロットを見ていなくても十分に判りますね。 そしてパイロットではお休みだったMeganが登場。この仕事が休み明けの初仕事で、その間夫を失ってかなりダメージを受けていたようです。極度に緊張している彼女を気遣うHoratioが良いですね。彼女はHoratioの前任者ということらしいですが、お互いに仕事がしにくくないでしょうか。どちらかというとMegan寄りのスピード(Speedle)も「大丈夫?」と上司思いのところを見せます。それに対して、"Bullet Girl"として有名なCalleighはHoratio寄りのようです。 しかし、お休みの間にスピードはHoratioの影響を強く受け、それに対してMeganは「あなた、Horatioみたいなこと言うのね。'Probably'とか'Obvious'なんて言っていたら、証拠を見逃すわよ。」と釘を刺します。彼女はHoratioのスタイルには批判的なのか?実際、Horatioの勘による意見に「証拠がない」と食い下がります。 保険会社の不正を糾弾しようとして社長に殺された女性の母親の手を取って、親身に話すHoratioの心遣いは、現場で怒鳴りながら厳しく指示する面と対照的でしたね。これがまたHoratioの魅力でもあります。また、ラストは事故の原因がわかったものの、天に向かって「君の無念は晴らされたよ」とHoratioのシルエットで表現するというのもマイアミ・スタイルですね。正しいことをしようとする者への敬意、弱い立場の人に対する共感、これを前向きに捕らえるのもマイアミの特徴だと思います。 このエピですが、見ていると初回と言うことで、まだ試行錯誤的な面も見て取れます。飛行機の残骸を組み立て現場を再現しながら全員で意見を出し合うシーンも、ベガス風だなと思いました。チームのメンバーに対して、"Ladies & Gentlemen"と呼びかけるのもHoratioらしいマナー。スーツではなく、珍しくタイトなパンツ姿のHoratio、コーヒーカップを片手のHoratio、これもGood !(爆) Meganの身体を実験台に(!?)出入り扉でのシーンを再現するところなんか、もうドキドキしてしまいました。(大爆) 余談ですが、"Golden Parachute"というのは、M&Aの世界では「敵対的買収」の戦略用語らしいのですが(買収時に役員に多額の報酬・退職金を与えることにし、会社にダメージを与える)、飛行機事故がらみの事件と上手く組み合わせたなと感心しました。 CSI Miami Files本館へ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
June 13, 2007 03:33:55 PM
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