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今回は、法廷で一番偉いはずの判事もただの欲深い人間だったという、ダークな話でした。
CIの場合は、カーバーが検事局の中でも幅をきかせているのか、SVUのキャボットように上司からいじめられることはないようです。(爆) それにしても、Law&Orderシリーズはどのエピソードも見応えがあるのですが、字幕で見るのは正直辛いです。 台詞の量が多くて、難しい単語が多いので読むだけでも大変ですが、台詞を聞いていると肝心の台詞がかなり省略されていて、字幕だけだと逮捕されたのかどうか、今誰のことを言っているのかが判りにくいです。特に今回は。 もうちょっと工夫してもらえないでしょうか。 ブレイクモア判事の自宅で、助手のエミリー・トルドーが殺された。 2人は10年にわたって不倫関係で、妻とは別居している。エミリーはキッチンで頭にタオルを巻かれ、カウンターの角に打ち付けられたのが死因と思われる。 ゴーレンは犯人が犯行後吐いてそのゴミ袋を持ち去ったと見て、「セミプロ」の犯行だと見る。ブレイクモア判事は押し入り強盗だと言うが、不倫を知った妻が人を雇ってエミリーを殺させたとも考えられる。 エミリーの自宅を訪ねたゴーレンはノートPCが盗まれているのに気づく。 エミリーは若いときから法律評論誌の編集長をするなど、文章を書くのが得意でゴーレンは判事がエミリーを相手に選んだのはそれが目的だったのではないかと言う。つまり、判事の著作を実際に書いているのはエミリーで、その事実が知られたことが殺人と関係あるのではないか。 ブレイクモア判事は次の上訴裁判官の候補で、苦情が寄せられているかどうかを調べたところ、元部下からセクハラの訴えがあったという。 その女性は、リムジンサービスの携帯電話から度々いたずら電話を受けていたというので、調べたところ、エミリーも同じ電話を受けていた。 いたずら電話をしたのは、運転手のアーニー・コックスで、コックスは前歴があり、その裁判の担当が、同じく上訴裁判官の候補であるサバタリ判事だった。 ゴーレンはコックスの家宅捜査する令状を取るために、わざとサバタリ判事と面会し様子をうかがう。 サバタリ判事は小説を書くのが趣味で、その登場人物はブレイクモア判事ら実在の人間がモデルになっていた。 コックスはかつてサバタリ判事の運転手をしていたことがあり、大変世話になっていたという。 ゴーレンは判事から依頼されて殺人をしたと思われるコックスを逮捕すると、恐喝または保護監察違反で起訴するようサバタリ判事に持ちかける。 サバタリ判事は、後者の件でコックスの起訴を認めるが、終身刑となるため形の上ではコックスを見限ったことになる。 ゴーレンは判事の小説にコックスが描かれていることを示して、取引で自白に持ち込む。 コックスは判事のライバルであるブレイクモアの盗作疑惑を探っている時にエミリーに見つかり、やむなく殺したのだという。PCのデータはサバタリに渡していた。 ただ、それだけでは判事は共謀罪にしかなかないので、カーバーが謀ってサバタリにブレイクモアの尋問の様子を見せ、まだ誰も読んだことのないエミリーの文章をサバタリが知っていることを引き出し、殺人共謀罪で逮捕する。 裁判所の判事という仕事は法曹関係で論文や著作物を出すことも含まれるのですね。 専門家としてどれだけ法律や憲法について造詣が深いかということをアウトプットしていかないと、上に昇ることはできない。 人々から尊敬される立場だけに、こういうスキャンダルがあれば困るでしょうね。 ゴーレンたちも下手をすると年金を失うとか、気を遣うようです。(爆) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
March 28, 2009 08:16:34 AM
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