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カテゴリ:CSI:マイアミS9
『落ちるときはIBW』
ストーリーは実際にあった事件から取ったようですね。 「ロー&オーダー」シリーズでは、こういうエピソードを良くしますが、CSIマイアミのスタッフの手にかかるとキャラクター間のやりとりが楽しくて、遊び心が一杯、萌えどころやツボが満載で、実に上手いですね。重要ではないfillerエピソードですがとても良かったと思います。 車が消火栓にぶつかり水が噴き出した。Horatio以下、CSIボーイズは火事に続いて今度は水を止めに出動したのかと思いましたが、そこには銃で撃たれた被害者が2名いたのですね。 Horatioは水によって証拠が洗い流されないように急いで現場を保護するよう指示し、自分は水栓を止めるため、レンチを手にする。Horatioがこういった力仕事をするのは珍しいですね~しかも、みんな水濡れ。(爆) 「うーん」とうなり声を上げるHoratio。そんなに堅いのか? "Damn it !(くそ、ちくしょー!)"と言う言葉も聞き取れて、今シーズンのHoratioはいつもとは違います。 凶器らしき銃が水に流されてしまうのを見たRyanがWalterに取ってくれと叫ぶも聞こえず。しかたなく頭からずぶ濡れになってスライディングし、結局取れなかったRyanが気の毒です。 "The murder weapon went down the drain." "Down the drain."で、オープニングでした。意味のないHの台詞ですが、吹き替えなら「間に合わなかったか。」という感じでしょうか。(笑) とにかくこのシーンだけでもご飯が食べれるような、トリオの絡みでしたね。 車を運転していた女性Rebecca Westは首を撃たれ、近射でこめかみを撃たれていたMarvin Hillは自殺ではないかという。でも、そうだと凶器があの排水溝に流れるのは変じゃないか? Nataliaが薬莢を見つけて、排水溝から見つかった25口径の銃との照合をCalleighが行う。まだ生まれていないのですね。(笑)彼女に銃のことを任せるのは久しぶりかも知れませんが、餅は餅屋です。 でも、「Ryan、あまり言いたくないのだけど、臭うわよ。」って、そんな気の毒に~(汗) Ryanは消火栓の水「purple one」を浴びたために着替える。妊婦さんだから臭いに敏感だったのだろうか。(否)でも、Hは着替えていなかったぞ。きっと同じ服が何着もロッカーに入っているに違いない。(笑) 消火栓の水は簡易浄化槽か何かの水でしょうか。 Rebeccaの体内からは弾丸が見つかったが、Marvinの頭からは弾が見つからない。早速、電動のこぎりを手にするTom。 今回はあり得ないような弾道の謎がいかにもCSIぽくて、興味深かったですね。 死んだ2人の繋がりを調べる中で、MarvinのポケットからとてもSexyなTバックが出てきた。Marvinの奥さんは気の毒に、夫が自殺した可能性があると言われ、その上女性を殺したかも知れないし、浮気をしたかもしれないと散々でした。 気の毒だったのはRebeccaの息子も同じで、母親を殺されたと悲壮な面持ちでデイド署にやってくる。父親はすでに亡くなっていて、自分がバスに乗り遅れたから母親が死んだと自分を責めている。かわいそうに。雰囲気がKyleに似ているなと思いましたが、さすがにHが気遣いますね。 Tomに呼びつけられたWalterが茹で上がったMarvinの頭蓋骨を見て引くシーンは、マイアミでは新人の通過儀礼とも言うべきですね。(笑)この伝統はこれからも続くのでしょう。 そしてTomはまたお手柄です。何と、1発で2人が殺された。しかも、射入口と射出口が同じだとは! まるでBONESでやるようなネタですね。 Marvinが殺し屋のターゲットで、Rebeccaは偶然巻き込まれた被害者だった。しかも、Marvinは19歳のイケメン元海兵隊Seanを装って、若い子とチャットをして恋に落ちたという。最近流行のSNSでしょうか。またまた、Marvinの奥さんは気の毒です。 チャット相手のAshley Chandlerとは初めて実際に会うことになっていた。彼女の父親が娘に近づこうとする中年男Marvinを殺したのではないか? HとEricが自宅に行くと、Ashleyはチャットはさせてもらっていないと言い、Tバックが誰の物か照合するためにDNAを取りたいと言うと、彼女の父親は「うちの娘はそんな子じゃない、触らせない。」とカンカンです。 父親の手からは発射残渣が検出され、自宅で保管していた25口径がなくなっていた。しかしアリバイはあるという。この辺で、犯人の見当は付きました。(笑) Chandler家のPCのログを調べると、AshleyにはSean以外にもう一人Justinというチャット相手がいて、やはりAshleyにぞっこん、Seanなんか死んでしまえというほどの強い調子だった。 このチャット用語というのが、今回のタイトル「F-T-F(Face to Face)」なのですね。Walterは甥っ子に教えてもらったというので詳しい。「CUL8TR」は「See you later」の略。 とにかく、Walterは弾道の解析にチャット、Daveの代わりに画像処理と何でもできて大活躍でした。 このチャットでJustinを駐車場呼び出したところ、ほいほいと若い男がやってきた。HがHummer以外の車に乗用車に乗っているのはちょっとドキッとしますね。 "Patience, Brother."といきり立つEricを鎮めるわけですが、こういう時のHとEricは『相棒』状態で、やはり最近のHはCSIチーフのモードではありません。男が逃げ出すと、やっぱり思ったところにHがいました。(爆) "I'm stepping out my vehicle and didn't realized that was a crime." 「車を降りたら犯罪だった。」 「話せ。」「他には?」男はJustinから頼まれたというが、人が見ていないと思ってHが脅すこと脅すこと。 「よくやった。(Good Job)。」ああ、なんて憎たらしい言い方。 このエピソードで光ったのは(そういう意味じゃなくて)、Frankですね。Justinを探すためにレンタカー会社に電話するシーンが最高。「ニューメキシコは外国じゃないんだよ。」 Justinを引き留めるために、クレジットカード会社の社員にもなって良い芝居をしていました。「良い一日を」思わずニヤニヤしてしまいました。 そして、また新ラボガール登場。Rachel Brooksと言って、Nataliaの事はアカデミーで習ったという。もう、彼女は伝説の人になったんですね。(笑) ちなみに、Traversはロマンチック・ウィークエンドで旅行中なのだって。 「Traversには彼女がいるのね」という問いに、「彼女とだけというわけじゃなくて、他の誰かとも…」という言い方で、思わず「彼氏」を想像した人は多かったのでは?(笑) ともあれ、女性のラボ職員は最近少ないのでこの先定着するかどうか、気になりますね。 鼻の良いNataliaはMarvinが被ったのと同じ水をJustinが被っていないかどうかを検査する。その結果、AshleyにつきまとうMarvinを撃ったことを認める。しかし、会ったこともないAshleyのために殺しまでとは。 ソウルメイトなんだそうだ。「全部しゃべったら彼女に会わせてくれるのかな。FTFで。」 このJustinもかなりのイケメンで、別にネット世界にこもらなくても、リア充だったんじゃない?という突っ込みもありました。 Justinの部屋に銃を届けたのは、予想通りAshleyではなくてクーガー・ママでした。(爆) 娘を装って恋心をときめかしていた相手は、加齢臭がにおいそうなMarvinがSeanを装っていたという、あり得ないようで案外ありそうな皮肉。FTFで事実を知ったMarvinが怒って付きまとうので、DianaはJustinを使って殺させたのでした。 ラストのHは最高でしたね。「君にお客だよ」警察に戻るとHは上品なんだから。 笑っちゃうオチでしたが、やっぱりネットは怖いなと思うエピソードでした。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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