|
カテゴリ:The Blacklist
ついに最後の2話、タイトルもリストナンバー付きのレッドですので、10年続いたドラマの看板を下ろす時が来ましたね。
ところで、レディントンが「00」なのはなにか意味があるのかなあ。 単なる「0」じゃなくて。 ちなみに、リズがNo.1、カタリーナ・ロストヴァがNo.3、、ミスター・キャプランがNo.4、アイヴァン・ステパノフがNo.5、トム・キーンがNo.7、ベルリンがNo.8、ロバート・ヴェスコがNo.9、そしてその次にデンベ・ズマがNo.10ということになります。 欠番はありますが、当然番号が若いほどレッドの過去に強い繋がりがあることになりますね。 そういう意味では、デンベの立ち位置はどうなのだろうと考えたくなります。 ニクソン捜査官らはレッドがクーパーの自宅に立ち寄った事を知り、DCに非常線を張り道路を封鎖し検問を強化した。 レッドが乗っている車も特定されたので、まもなくレッドを捕らえることができるだろう。 しかし、デンベを始めチームのメンバーはレッドが逃亡するのに長けていることを指摘し、案の定、レッドも逃亡用の車と同じナンバーの車を複製し、運転手も多く雇って捜査の撹乱を狙う。 今のところ本物のレッドは規制線の円の中にいると思われる。 レッドをよく知っているデンベはチームがレッド逮捕に力を貸すと主張する。 マリクもハービーもニクソンたちと組むことに抵抗を感じるが、クーパーはチームの使命は犯罪者を捕らえることであり、レッドを捕らえると告げる。 チームはレッドの交友関係やモルガナ関連の会社や家などから、17か所を絞り込みニクソンに情報を提供する。 デンベは思い当たる場所があるといい、マリクを伴いグレンの母親ポーラの自宅に向かう。 レッドはポーラの焼くケーキが好きで、休ませてくれと言って訪れたという。 しかしレッドはここであったことは全てFBIに話すようにと告げていた。 レッドが不動産屋のアンドレアに電話をしていたことがわかり、アンドレアが今ウェストオーバードライブの物件を訪れているらしいということで、再びデンベとマリクが向かう。 しかし、その物件では火事が起きており、消防車が出動した。 実はレッドはその消防車に乗っており、検問を突破していたのだった。 その後消防車が乗り捨てられているのが見つかったが、すでに9時間以上経っており、レッドの手がかりは失われた。 ハドソンとニクソンはクーパーのチームがレッドの逃亡に手を貸しているのではないかと疑う。 レッドが飛行機で飛び立つ直前に、この郵便局からレッドに警告した者がいるとわかり、その張本人を突き止める。 デンベは過去のレッドの行動から、海に逃げるため東に向かったと断定する。 複数の埠頭の中で、レッドが投資している漁船があり、それに乗った可能性がある。 クーパーが捜索に出るよう命じた時、ハドソンはイシュウッド捜査官を尋問するといい、ニクソンはデンベと共にティルマンズ・ワーフに向かう。 レッドへの通話はイシュウッドの携帯から行われたが、もちろんイシュウッドがかけたはずがない。 郵便局内の監視カメラの映像で確認したところ、デンベがイシュウッドの携帯を盗んでもとに戻す様子が映っていた。 デンベがレッドの乗った漁船を特定して沿岸警備隊の出動を求めた時、ニクソンにも連絡が入り、デンベはニクソンに逮捕されてしまう。 その頃レッドは漁船を沈めて、ボートで目的地に到着していた。 待ち受けていたウィーチャと車で水上飛行機の待つ場所まで移動する予定だ。 そこにデンベが逮捕されたという連絡が入る。 ニクソンとデンベが郵便局に戻ると、デンベはレッドに警告したことを認め、飛行場でレッドを捉えようとしてレッドが抵抗し、レッドや捜査官たちに死者が出るのを防ぎたかったという。 クーパーは何とかデンベを支えるつもりだが、デンベはすでにレッドは逃げおおせたとして刑務所行きも厭わないという。 デンベはクーパーに感謝の言葉を述べ、FBI本部に連行されることになった。 レスラーも同行し2台の車で移動中、レッドとチャックのチームがデンベを救出するために車を体当たりさせる。 レッドはデンベを救い出し車に載せようとするが、デンベはレッドと逃げることを拒む。 意識を取り戻したハドソンが銃を向けると、デンベは自分はレッドの手下ではなく、議員の側にいると理解を求める。 レスラーもチャックに銃を下ろすよういうが、ハドソンが近づいてくるデンベの首を撃ってしまい、レッドもまたハドソンの頭を撃ち抜く。 レッドはレスラーの防弾ベストに弾を撃ち込むと大量出血したデンベを載せて走り去る。 レスラーはレッドがハドソンを殺すのを目撃しているので、さすがに司法長官の口添えも期待できず、クーパーのチームは情け容赦なくレッドを捕えなければなりません。 ハービーやマリクはレッドは犯罪者だけど情が湧くみたいな事を言っていましたが、レスラーはそう思っていないでしょう。 レッドのせいでリズが死んだのですから、その恨みは今も持っていて、いみじくも若い時はレッドを追い、この10年はレッドと仕事をして、レッドを逮捕しても俺のキャリアは終わりだなという気持ちは複雑ですよね。 レッドに呪われた捜査官人生ですね。 デンベいわく、クーパーはグレーな法の世界で活動していた、自分はレッドの右腕だった、だから2人は同じではない、タスクフォースで責任を取るべきは自分である、というのは切ないなあ。 まるで自分が犠牲になってレッドの罪を償うような感じに見えました。 レッドに捜査状況を漏らしたのも、安全にレッドを逮捕するためだったという事は、当然ニクソンやハドソンには通じませんよね。 クーパーら、チームは胡散臭さ満載で、FBI本部で取り調べようというのも当然の手続きかと思います。 レッドがデンベのために戻ってきたのは予想通りでした。 デンベは拒否したが、結果的にレッドに連れ去られたのでやっぱりレッドの手下だったと思われても仕方ない。 以前からデンベはレッドの良心と言ってきたのですが、もしデンベが助からなければレッドはリズ以上のものを失うことになりますね。 有り余る資産を保有しながら、ウィーチャと月を追って世界旅行などという気楽なことは言えないでしょう。 個人的にレッドの贖罪を見たいと思ってきましたので、最終話でどうなるのかを見守りたいです。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
[The Blacklist] カテゴリの最新記事
>レディントンが「00」なのはなにか意味があるのかなあ。
>単なる「0」じゃなくて。 >ちなみに、リズがNo.1、カタリーナ・ロストヴァがNo.3 00の方が「それらしい」……という感じなのかも。 No.2が埋められなかったのも気になります。No.3のカタリーナ・ロストヴァは偽カタリーナで実はタチアナ・ペトロヴァだったので……No.2は本物のカタリーナ・ロストヴァかな。……なのに欠番なのは……僕のシーズン8以降の持論は本物のカタリーナがレッドなので……となると、No.00で0が2つあるのは、1つ目の0がレッドで2つ目の0がカタリーナというコジツケができます。 クーパーらの複雑な気持ちは……レッドの逮捕はやむなし、だけどレッドが殺されるのはイヤ……特にハドソンのようなヤツに殺されるのは許しがたいし、ハドソンに逮捕させるのも胸クソ悪い……ということでしょうね。 ハドソン議員については、プリチャードを平気で犠牲にしただけでなく、セリフの端々に憎たらしい感じが出ていましたねぇ。終盤でデンベの尋問権をクーパーから奪う時にも……字幕だと「二度と容疑者と話はさせない」になっていた部分…… You won't be pulling rank to speak to our suspect again. =もう二度と地位を悪用して容疑者を奪うようなことはさせない。 日本語吹き替え版では「二度と我々に上からものを言うな」でしたが、ハドソンの嫌らしさは、この日本語の方が伝わった感じがします。 そして、デンベが連行される時、 レスラーが「私も立ち会う、気に入らないなら手錠を」とカッコよく同行しましたねぇ。さすがシーズン9の12話=#186 The Chairmanでの連帯!……I wrote――― >リズの墓の前で……レスラーはパク+アラム+デンベと肩を組む。 >「リズという名のもとに」。 >流れる音楽は浜田省吾の代わりに…… >彼より3歳ほど年上のFrankie Millerの……「After All (I Live My Life) 」 パクもアラムも不在の今、デンベと肩を組んだ最後の一人はレスラー。 (December 14, 2023 03:33:23 AM)
先週のデンベの緊急通報は……
「レッドを殺させない」という気持ちが一番つよいデンベゆえに、実力行使したわけで、不法行為への責任はデンベ自身が負う、という潔さもデンベらしいですね。 今週のセリフでも――― I spent over two decades at the right hand of the world's greatest criminal. =20年以上、世界一の犯罪者の右腕であり続けた……共犯者としての罪が、たかだか数年のFBI活動で帳消しにならないことも、意識していたと思います。 >タスクフォースで責任を取るべきは自分である、というのは切ないなあ。 >まるで自分が犠牲になってレッドの罪を償うような感じに見えました。 というデンベの気持ちとは裏腹に…… >レッドがデンベのために戻ってきたのは予想通りでした。 レッドは「勝手に」恩義を感じて……せっかく逃亡できたのに引き返してくる、という古き良き「任侠の世界」ファンタジー。。。 レッドの行動は僕の期待通りですが……しかし…… デンベの決意は固く「I'm not going with you.……It's my choice.」 状況判断ができない男=ハドソンがデンベを撃ち……レッドが「悪人」ハドソンを成敗し……レスラーの防弾ベストにも連射=動きを止めて……重症のデンベをレッドが連れ去る、という哀しい展開。流れる歌は「振り子は行ったり来たり」@「Pendulum」。 「My shadow left me long ago」とか「Nothing works, works for me anymore」とか歌っていました。 グレンのママ=ポーラは最後までレッドを助けてくれましたが……レッドは、逃亡できるか否かの瀬戸際なのに……そのことよりも、グレンの名を冠した基金の設定先に二人で苦労すること=グレンを想い出すことに意義を見出し……結局、ハーバードの公衆衛生大学院に大型寄付=ポーラをその寄付対象選考委員会の名誉委員にするのが、レッドの目的だったような。。 ポーラ役のMarylouise Burkeさん@82歳、何と今年、オフ・ブロードウェイの新作劇に主役級で挑戦し、今それをロンドンで公演中みたいです。 >個人的にレッドの贖罪を見たいと思ってきましたので、 >最終話でどうなるのかを見守りたいです。 アメリカの視聴者によるimdb評価への投票が最終回だけ激増して、その結果??評価点数が極端に低いので、万人受けするラストではないのでしょうけれど、まぁ、ポストリュードの最後ですから、静かに終わってくれれば、と思っています。 (December 14, 2023 03:33:57 AM)
正義を追及するハドソン議員の人の気持ちを踏みにじるような発言に、レスラーがカッとなって殴りかかったところは、上手い表現でした。
政治家は個人一人一人のことは見ていないのですね。 そもそも、こんな複雑で大きな捜査に直接関わっているのも変なのですが、結局はレッドの罪状を一つ増やすことになって、これでレスラーは思い残すことなく、レッドを逮捕することができます。 >ポーラ役のMarylouise Burkeさん@82歳、 このようなベテランの実力者を続々と登場させることは、このシリーズの特徴だったですね。 登場するキャラクターへのリスペクトも強くて、若者に媚びない姿勢も良かったと思います。 始めのストーリーは崩壊しちゃっていますが(笑)、若者にはかっこいい犯罪者レディントンが魅力的に映ったでしょうね。 (December 14, 2023 08:55:26 AM) |