大山鳴動して0.4%ですかい
あれだけ電力が足りない足りないと大騒ぎし、原発を再稼働しろと言い張っていたのに、蓋を明けてみたらたった0.4%ですって。--今夏の電力不足、0.4%に大幅縮小 政府試算、関電は16.3%不足2012.4.23 19:23 政府は23日、原子力発電所の再稼働がない場合の今夏の電力不足予測について検討する需給検証委員会の初会合を開いた。政府試算では、猛暑の場合の電力不足は日本全体で0.4%にとどまる。昨年秋時点の見通し「マイナス9.2%」から電力不足が大きく緩和された。しかし関西電力では16.3%の不足が想定されるなど、個々には問題が残っている。 電力各社は火力発電の増強などで対応するため、燃料費コストが増加し、経営の重荷となっている。 政府は検討を元に、5月の大型連休明けに「エネルギー環境会議」で今夏の節電計画を決める。また枝野幸男経済産業相は再稼働について「(需給上の)必要がなければ行わない」としており、京都府や滋賀県は関電大飯原発(福井県おおい町)3、4号機の再稼働に際して、電力需給の客観的な評価を求めている。このため検証結果は原発再稼働の行方も左右する。 政府の試算では、沖縄電力を除く9電力の想定供給力は昨秋時点よりも約730万キロワット増えた。http://sankei.jp.msn.com/life/news/120423/trd12042319240023-n1.htm--何しろ一昨年並の猛暑で、特段の節電をしなくても不足が0・4%というのですから、あの「原発を再稼働しないと電力が足りない」というアナウンスメントは、ほとんど詐欺話のプロパガンダでしたね。経団連や産経のように、何が何でも再稼働と言い張っていた人々にとって誤算だったのは、これまで再稼働がずれ込んで、さすがに電力会社も夏を前に現在の供給力を開示しなければならない時期に来てしまったことでしょう。もっと早く再稼働できていれば、火力の供給力を隠して、原発のおかげで電力不足が回避できたと宣伝するつもりだったのでしょうけど、さすがに、これ以上現在の供給力を示すことを遅らせたら、それこそ各企業から総スカンでしょうし。あんなプロパガンダを振りまいていた電力会社は、やはり、真っ当な民間企業とは違う論理で動かされているということでしょう。