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カテゴリ:時事
これもお玉さんのところでのやり取りが元ネタであるのですが、このtutaという方もどうにも言っていることに合理性がない。 http://potthi.blog107.fc2.com/blog-entry-525.html -- >親子関係は古くから養子縁組ってのもありますよね、今回DNA鑑定が導入されたからといって血のつながりのみが親子決定を意味する事にはなりません -- それがわかっているのに、なんで今回のケースについてDNA鑑定を導入する合理性がないってことに気がつかないのかが本当に不思議。 日本はそうやって血のつながりのみで親子関係を決めて来たのではないのに、母親が外国籍の時だけ血のつながりを条件とするのでは、それこそ法の下の不平等。 今回のケースでDNA鑑定を義務化するなら、全ての日本人の親子はDNA鑑定で決めると統一しないと、必ずまた同じような訴訟が起こされ、裁判所は同様の違憲判決を下さざるを得なくなるなんて自明のことなのに。 で、この人が書いた以下の文章が、やはりDNA鑑定必須を主張する人の意識の根底にあるのではないかなと思う次第。 -- >外国籍の母親がいて子供もいる。父親は誰だかよくわからないが日本人だから日本国籍を子供に与えてほしいと言う。 -- つまり、外国籍の母親の子供ってのは「父親は誰だかよくわからない」と決めつけているってこと。 今回の法改正の対象となるケースは日本人の父親が認知している、即ち「日本人の父親が名乗り出ている」ケースなのに「誰だかよくわからない」と決めつける。 結局、こういう人は抜きがたい外国人に対する偏見を持っているってことでしょうね。 -- >少なくとも今回の子供達はDNA鑑定があっても全員パスしてしかるべき子供達でしょうし、むしろ信頼性が高くなる。私が当事者なら是非導入して欲しいと言うでしょうね。元々私は好意的なので同じですが -- これもまたひどい文章。 自分は好意的などという台詞が口先だけだというのは、「信頼性」なんて言葉を出してくるところからもすぐにわかります。 日本国籍を得るにあたって、「あなたの認知は信頼性が高い」なんて言われて喜ぶ子供がどこにいますかってこと。日本国籍は認められるか認められないかしかない。にもかかわらずこういうことを言うのは、日本国籍を取れた子供をその「信頼性」で線引きして2級、3級国民扱いしようという本音が、そしてクラスを上げる事を善行か何か、即ち明らかにそういう人々を見下しているってことです。 しかしまあ、こういう人は自分がマイノリティの立場になるってことはこれっぽっちも考えた事はないんでしょうねぇ。 自分が海外で暮らすことになる、あるいは自分の子供が他の国籍の人をパートナーに選ぶような日でも来ないと、自分のレイシズムには一生気づかないのかもしれませんね。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2008年12月12日 05時30分05秒
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