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テーマ:日々自然観察(9879)
カテゴリ:昆虫(甲虫)
マクロレンズで覗いてみると、上翅の表面に多くの溝状の縦筋があり、体の中心線に近い部分が色濃く、また、辺縁部に3対の暗色斑がある。かなり特徴のハッキリしたコメツキである。 暫く地面の上を歩き回っていたが、やがて羽を広げて跳んで行ってしまった。
この辺りでは春にコメツキムシを見ることはない、と言うか、記憶にないし、また、上翅に模様のあるコメツキムシも珍しい。 調べてみると、トラフコメツキと言う春にしか現れない種類と判明した。保育社の図鑑では「早春平地でみられるが多くない」と書いてある。しかし、Internetで調べてみると「普通種で個体数も多い」と言う記述もある。まァ、この辺りに居るのだから珍種ではあるまい。 後日、またこのコメツキムシを見付けた。早速捕まえて今度はスレートの上でひっくり返してやった。手足をゴソゴソやっても触れるものが無く、やがてピンと跳ね上がって向きを直した。やはり、コメツキムシである。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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