我が家の庭は、相変わらず「夏枯れ」状態である。其処でまたゾロ昨年の写真を引っ張り出すことになる。ヒメトラハナムグリ、この辺り(東京都世田谷区)では珍しい方に入る虫である。
珍しい方に入るのに何故掲載しなかったのか、些か不可解である。もっと良い写真を撮るまで待とうと思っていたのかも知れない。
ニワナナカマドにやって来たヒメトラハナムグリ(2007/06/09)
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昨年の6月上旬、ニワナナカマドの花が満開のときに我が家にやって来た。一昨年は見ていないし、今年も見ていないから、数年に一度の来訪なのかも知れない。
花の中を花粉まみれになって歩くヒメトラ(2007/06/09)
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この辺りに棲息するハナムグリとしては、他にシロテンハナムグリと既に掲載済みの
コアオハナムグリが居る。シロテンハナムグリは、名前は「ハナムグリ」でも、花にやって来たのを見たことが無い。昔は、町の奥の方に沢山生えているクヌギの樹液などに、オオスズメバチやクワガタ類と一緒に集っていたが、今はどうなっているのだろうか? 非常に敏感な甲虫で、クワガタを落とす為にクヌギの幹を蹴ると、クワガタやカナブンは落ちて来るが、シロテンは落下の途中で翅を開いて飛んで逃げてしまう。
花の中に潜ってしまうので写真が撮り難い(2007/06/09)
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このヒメトラハナムグリも敏感で、刺激しない様に注意して撮らないと、直ぐに逃げられてしまう。飛ぶときはかなりの羽音を立てるし、黒と茶色の段々模様だから、ハチと間違える人が居るらしい。
それ故、ハチに擬態しているという人も居る。しかし、ハチと昔から仲の良い私には、これをハチと間違えることなど考えられない。「擬人的解釈」と思う所以である。
花粉で本来の模様がよく見えない(2007/06/09)
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しかし、毎日暑い。暑さには東南アジアで慣れているはずなのだが、最近は暑期(3~5月)に行くことが少ないので、体が鈍ったのかも知れない。少し、炎天下でも歩いて体を鍛え直すか!!