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2009.09.02
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カテゴリ:昆虫(甲虫)


 今日は「庭を漂う微小な羽虫」の第4回目である。

 前回(3回目)は、ケシキスイ科デオケシキスイ亜科の虫をハネカクシと間違えたりしたが、今回は本物のハネカクシである。体長は1.7mm、等倍接写としては限界的な大きさで、今日の写真は何れもピクセル等倍である。当然、画質が悪いが、何卒御勘弁頂きたい。


ハネカクシの1種1
空中を浮遊していたハネカクシの1種.体長1.7mm

背景の桃色のは私の掌.ピクセル等倍(以下同じ)

(2009/09/01)



 肉眼で見た感じは、第1回目のチャタテムシに似ており、直径2mm位の霞んだ玉の様に見えた。これもまた、左手で掬って捕まえた。やはり手で直接捕まえるのは虫体を傷つける様で、触角の片側が無くなっている。しかし、この程度に小さい虫を、径36cmの汚れたネットで採ると、大きな網の中の何処に虫が居るのか分からなくなり、ボヤボヤしている間に逃げられてしまうことが多い。それで、ついつい手で掬ってしまうのである。

 触角は片一方になってしまったが、まだチャンと生きていて、逃げ出しそうな雰囲気であった。そこでコールド・スプレーを掛けたのだが、やや掛け過ぎだったらしく、始めは動いていたが、やがて動かなくなってしまった。どうもコールド・スプレーの使い方がまだ分かっていない様である。虫君には気の毒なことをしてしまった。

ハネカクシの1種2
腹側にも点刻がある.腹部には毛が多い

(2009/09/01)



 始めは左手にくっ付いたままのを撮ったのだが、まだ早朝で頭がシッカリしていないせいか、中々焦点が合わない。年を取ると、こうだから困る。そこで、白い紙を持って来てその上に虫を置いて撮影した。左手が空けば、テーブルの上にその肘を乗せてカメラを固定出来るので、焦点合わせがずっと楽になる。

ハネカクシの1種3
背側から見たハネカクシの1種.如何にもハネカクシらしい形

小さな鞘翅(前翅)の中に後翅が畳まれている

(2009/09/01)



 ハネカクシ科は鞘翅目(甲虫)に属すが、腹部の大半が鞘翅からはみ出していているし、細長いし、余り甲虫とは思えない変な虫である。大きさは1.0mm~20mmとかなりの幅があり、九州大学の日本産昆虫目録では1023種、しかし、実際にはその2倍近くが棲息しているらしい。

 保育社の甲虫図鑑には、その内の363種が載っている。図鑑の性質上、余り小さい虫は載って居らず、2mmに満たない種類はほんの数種だけである。その中ではチビニセユミセミゾハネカクシ(Carpelimus exiguus、体長1.5~1.8mm)が一番似ているが、斑紋も無く特徴に乏しいので、そうだと決めつけることは出来ない。亜科への検索表も手元に無いので、此処では単に「ハネカクシの1種」としておく。

ハネカクシの1種4
横から見るとかなり反り返っている

(2009/09/01)



 楽天ブログでは、一つの記事に複数のカテゴリーを指定することが出来ない(ココログやウェブリブログでは可能)のは困ったものである。当Weblogは昆虫の分類学的なグループ名をカテゴリーとしているので、「庭を漂う微小な羽虫」などと言うカテゴリーは作れない。其処で、以下の様な索引を付けておくことにした。


 「庭を漂う微小な羽虫」の記事索引:

 1.ウスイロチャタテ科の1種(Ectopsocus sp.)?:チャタテムシ科
 2.ヒラタアブラムシ亜科の1種(有翅形)     :アブラムシ科
 3.デオケシキスイ亜科の1種          :ケシキスイ科







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最終更新日  2009.09.02 13:32:50
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