4588824 ランダム
 ホーム | 日記 | プロフィール 【フォローする】 【ログイン】

【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! --/--
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x

PR

カテゴリ

カレンダー

バックナンバー

2024.05
2024.04
2024.03
2024.02
2024.01
2023.12
2023.11
2023.10
2023.09
2023.08

キーワードサーチ

▼キーワード検索

コメント新着

生き物観察が趣味の者です@東京@ Re:コマユバチ(繭と成虫)(11/12) 初めまして。 ハギの枝に黄色い毛玉の様な…
先生へ@ Re:ハナアブの幼虫(オナガウジ:尾長蛆)(05/21) ためていた水に生息していて、生まれて初…
srpfly@ Re:ショウジョウバエの1種(07/28) it is not a Drosophilidae (ショウジョウ…
蓼科委員@ Re:スミレの閉鎖花(11/17) 閉鎖花としてアップされている画像はすで…
蓼科委員@ Re:スミレの閉鎖花(11/17) 閉鎖花としてアップされている画像はすで…
飛ぶ本@ Re:クサギカメムシの幼虫(初齢)(07/31) 初めまして。 とても分かりやすく勉強に…
おかんー子どもの頃は虫好き@ Re:エゾギクキンウワバ(蛹と成虫)(12/01) 生協で届いたモロヘイヤについていた5mmほ…
2010.09.17
XML


 今日の早朝、ベランダでコーヒーを飲んでいると、目の前にあるセイタカアワダチソウの茎に何か極く小さな虫がくっ付いている。雰囲気からして、何となくハモグリバエ風。その時は、一寸事情があってその儘にしておいたのだが、4時間程経ってからベランダに一服しに行くと、まだ同じ所に留まっている。やはりこれは撮るべきであろう、と考えてカメラを持って来た。

 マクロレンズで覗いてみると、翅に模様があり、お尻の先が出っ張っている。ハモグリバエの雌もお尻の先が出っ張っているが、翅に模様はない。模様があってお尻の先が飛び出しているのはミバエ(例えばツマホシケブカミバエ)である。しかし体長は約2.0mm、こんな小さなミバエが居るのだろうか??



アワダチソウグンバイ1


セイタカアワダチソウの茎に張り付いていたアワダチソウグンバイ

展翅した様な格好、グンバイムシの後翅を見たのはこれが初めて

体長は約2.0mm.約2倍の超接写(テレプラス使用)

(写真クリックで拡大表示)

(2010/09/17)

 撮影した写真を拡大してみると・・・、何と、翅を開いた状態のグンバイムシであった。セイタカアワダチソウを始め、多くのキク科植物等に寄生する、アワダチソウグンバイ(Corythucha marmorata)である。

 このアワダチソウグンバイ、実は3年も前に紹介済みだが、こんな展翅した様な格好で翅を開いたグンバイムシの写真はこれまで見たことがない。もう一つのWeblogでトサカグンバイの飛び出す瞬間を紹介したことがあるが、それは横から撮った写真で、背面からではない。同じ種類は重複掲載しないのがこのWeblogの基本方針だが、こう云う「珍しい」格好であれば、また別である。


アワダチソウグンバイ2


既に御臨終であった.右の触角が折れている

後に見える棒状のものは後翅

(写真クリックで拡大表示)

(2010/09/17)

 翅を開いたまま、ジッとしている。生気が無く、何となく御臨終という感じ。撮影が終わってから、草の茎で一寸突いてみたら、翅を開いたままの格好でポトリと落下した。やはり既に御臨終であったのだ。

 このグンバイムシ、雄か雌か良く分からない(何となく雄の様な気がするが・・・)が、雌だとすると、卵を産み終わって天寿を全うした可能性が高い。もし、そうであれば、今後アワダチソウグンバイが大発生する可能性もある・・・。しかし、まァ、そうなれば、アワダチソウグンバイの成長過程が紹介出来る訳で、暫くはネタ切れの心配が無くなり、それはそれでまた大いに結構。もし、数が多過ぎたら適当に処分すればよい。


 尚、アワダチソウグンバイは在来種ではない。新大陸原産の外来昆虫で、平成11年に兵庫県西宮市で始めて確認され、次第に北上して数年前から関東地方にも進出し始めたとのこと。キク科以外の植物にも寄生するので、要注意の害虫である。







お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

最終更新日  2010.09.17 16:55:18
コメント(7) | コメントを書く



© Rakuten Group, Inc.