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テーマ:日々自然観察(9956)
カテゴリ:昆虫(グンバイムシ)
撮影した写真を拡大してみると・・・、何と、翅を開いた状態のグンバイムシであった。セイタカアワダチソウを始め、多くのキク科植物等に寄生する、アワダチソウグンバイ(Corythucha marmorata)である。 このアワダチソウグンバイ、実は3年も前に紹介済みだが、こんな展翅した様な格好で翅を開いたグンバイムシの写真はこれまで見たことがない。もう一つのWeblogでトサカグンバイの飛び出す瞬間を紹介したことがあるが、それは横から撮った写真で、背面からではない。同じ種類は重複掲載しないのがこのWeblogの基本方針だが、こう云う「珍しい」格好であれば、また別である。
翅を開いたまま、ジッとしている。生気が無く、何となく御臨終という感じ。撮影が終わってから、草の茎で一寸突いてみたら、翅を開いたままの格好でポトリと落下した。やはり既に御臨終であったのだ。 このグンバイムシ、雄か雌か良く分からない(何となく雄の様な気がするが・・・)が、雌だとすると、卵を産み終わって天寿を全うした可能性が高い。もし、そうであれば、今後アワダチソウグンバイが大発生する可能性もある・・・。しかし、まァ、そうなれば、アワダチソウグンバイの成長過程が紹介出来る訳で、暫くはネタ切れの心配が無くなり、それはそれでまた大いに結構。もし、数が多過ぎたら適当に処分すればよい。 尚、アワダチソウグンバイは在来種ではない。新大陸原産の外来昆虫で、平成11年に兵庫県西宮市で始めて確認され、次第に北上して数年前から関東地方にも進出し始めたとのこと。キク科以外の植物にも寄生するので、要注意の害虫である。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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