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2022.02.16
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カテゴリ: 映 画

映画『ドライブ・マイ・カー』を観てきました。

 

人との出会いや別れによって成長とか変化がある。そういったことを俗に化学反応なんていいますが、この映画はそこに特化したものだったように感じました。そして言葉として語られない思いがしっかりと描ききられていて、それは本編の三時間という長さを感じさせない圧倒的なものでした。

 言葉としてアウトプットされないものの象徴のひとつとして使われていたものに手話がありました。

 その動きからは言語としての意味と一緒に空気というか熱のようなものが運ばれていた。そこにある意味以外の、愛とか喜びとか悲しみとか痛みとか、こうして文字を並べることが稚拙になる感情が。

 伝えたいこと、言いたい事の全部って文字や言葉にできないものがある。文字や言葉を使用するという制限された中でのみ完結させてしまうことを当たり前にしていることを改めて思った。

 私とあなた、二人の間でしか成立しない言語化できないフィーリングもある。私の言葉はあなたの中で補完され特別なものになる。みたいな。

それにしても。ごたぶんにもれず、アカデミー賞(ノミネート)効果で映画館に行ったわけですが、それがなかったら見逃していたかもなんて、危なかったぁ。

 受賞できるといいなぁ。






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最終更新日  2022.02.16 11:07:25
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