テーマ:お勧めの本(7216)
カテゴリ:有川浩作品
『阪急電車』
有川浩/著[papyrus 2007.8(Vol.13)掲載:幻冬舎刊] 本ブログ勝手に推奨作家、有川浩さんの連作読み切り短編。 その第4弾。 「papyrus」は、毎号出てからしばらく気付かない。 今回も、ネットを彷徨っていて気付きました。 そろそろ、出る時期を覚えないとなぁ・・・・・(-_-;) さて、 今回は「小林駅」 「こばやし」ではなく、「おばやし」が正しいそうです。 僕は、初見で間違いました。(^.^;) ちょっと雰囲気、変わったかな。 宝塚南口編からの登場しているキャラの視点でお話が進みます。 今までは、電車に乗っている人物が電車の中で感じる物語でしたよ。 でも、ここで「駅」がお話の舞台になっています。 ・・・・・いや、「駅前」と言った方が正しいでしょうか? ふとしたきっかけで降りた小さな駅。 そこでどんな物語が見つかるのか・・・・・・? この作品は、ホントに日常の物語。 日々の生活の一コマを切り取ったような作品ですよ。 「飛び道具」もなければ「突飛な設定」や「ホラ」もない。 新たな有川浩の姿を垣間見るような感じがしました。 この物語を読むと、有川さんが主婦だってコトを思い出しますね。 日常でみかけた、ちょっとした温かい光景が人を和ませることってありますよ。 古来、戦士は戦化粧を施して戦に望んだと言いますよ。 戦士達がその化粧を落とすのは、そんな温かい日常に戻ったときだったんでしょうね。 <追記> 今回、電車の中で出会った人物は出てきませんでした。 次の主人公は、前回出てきたカップルか、それとも小林駅の駅員か・・・・・・やっぱ、前者だよね?(^_^;) 個人的「有川浩作品」感想一覧 航空機写真を中心とした個人サイトです(^.^) 是非一度、お立ち寄りください。<(_ _)> 宇宙開発関連の写真や、アラスカ旅行記もあります。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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