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テーマ:ペットの病気。。。(1100)
カテゴリ:老犬ホスピス
「みやざきの愛護センターに 収容されている犬を助けたい!」 年末に、東京のIさんからご連絡がありました。 出来る限りのサポートをして、 Iさんの元に届けたい… センターに会いに行ったのですが、 足にカビが出来てて、治療中でした。 そして・・・ ![]() 大助こと大ちゃんは、全盲でした…。 おそらく網膜変性だと思いました。 そして・・・ ![]() 睾丸に腫瘍もありました。 悪性の場合、すでに転移してる事も考えられ、 大ちゃんの身体はボロボロでした…。 ![]() 真菌が完治するまで、 センターにて治療して頂いてたのですが… 1月14日、 大ちゃんが急変したと連絡がありました。 ![]() そこには・・・ 尻尾を振って甘えてた、 あの大ちゃんの姿はありませんでした。 大ちゃんを引き取りたいと言って下さってた 東京のIさんに連絡を入れ、 こちらで看取る事をお伝えしました。 まさか、こんな事になるなんて! 真菌が完治したら東京に行くはずだったのに! 幸せな家庭犬になれるはずだったのに! ![]() 連れて帰った夜、大ちゃんは、 ずっとずっと吠えていました。 「痛い!痛い!」そんな声に聞こえたので、 病院で検査してもらいました。 ![]() 変形性腰椎症でした。 寝たきりになったのは、その痛みからでした。 同時に、肺炎にもかかっていました。 ![]() もしかしたら、このまま寝たきりになる可能性もある… でも、完治して元気になる可能性もある! 薬で痛みを抑えながら、軽いリハビリをしていました。 「そうしなくては!」そう思ったのが、 大ちゃん本人でした。 ![]() 自分から体を起こし、 這いずって外に出ようとするのです。 外に出てみたい…また歩きたい… 大ちゃんのもどかしい気持ちが、 痛いほどに伝わってきました…。 ![]() まだ安静にしなきゃいけないのに… そんなに急がなくても良いのに… そう思いながらも、私は大ちゃんをとめられませんでした。 なぜ? ・・・分からない。 でも、自分の第六感を信じる事にしました。 ![]() その先に、きっと答えがあるんだろうと… だから、私は大ちゃんをとめられないんだと… ![]() 大ちゃんは、次第に食べる事を拒むようになった… ![]() もうお皿では食べてくれない… シリンダーで流動食を口に流すようにしましたが… ある日の朝、胃に入れた流動食を全部吐き出した。 もう、消化できる体でなくなっていたのです。 ![]() いよいよ大ちゃんとお別れする日… あと何時間、大ちゃんと一緒に居れるんだろう… ![]() オープン間近の保護猫カフェの手続きに、 愛護センターに向かった日、 わずかに保護家を空けた時間に… 大ちゃんは・・・ 私に何も告げず、 逝ってしまいました。 ![]() 保護家のスタッフが、 作業でバタバタしてた時間を 見計らうかのように、 大ちゃんは、誰にもお別れを告げず・・・ 一人で逝くことを決めたんだろうと そう感じた最期でした…。 ![]() 目は見えなくても、体は痛くても、
人の声が聞こえると、 満面の笑顔で尻尾をパタパタと 喜びを表現してくれてた大ちゃん。 ![]() 大ちゃんは・・・ 小さくなって保護家に戻ってきました。 大ちゃんの事を大事に思って下さった 東京のIさんから、大ちゃんへお花が届きました。 なかなか心の整理がつかず、 ずっと書けないままでいた大ちゃんの事。 大ちゃんという犬が生きていた事。 やっと…書ける日が来たよ! やっと…大ちゃんが生きていた証を残せたよ! もう、痛くないよね・・・ もう、苦しくないよね・・・ いのちのはうす保護家」 皆様のご協力ご支援どうかよろしくお願い致します。 宮崎銀行 加納支店 普通口座 104601 口座名義:動物たちの未来のために 代表 山下 由美 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2018年02月21日 15時57分30秒
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