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テーマ:動物愛護(608)
カテゴリ:保護・啓発・活動日誌
「愛護センターさえあれば」… この12年間、愛護センター設立を訴え続け、 全てを!未来を!託していました。 そんな大きな目標があったからこそ、 何があっても踏ん張って来れたんだと思います。 ![]() ですが、待っていた現実は… 愛護センターが出来た事で、 県民の意識が良い方向にも、悪い方向にも、 同時に動き出していることに気付いてしまった時に… 私の心は壊れ始めました。 このポスターは、NPO法人人と動物の共生センターさんが 作成したポスターです。 http://human-animal.jp/ ![]() ![]() 私が12年間、回し続けたのは、「飼い主」の蛇口。 と、同時に… 必死で下の三つの蛇口開閉を続けてきました。 レスキュー⇒保護⇒譲渡 それは、とても大切な分野。 でも、あらためて この分かり易い図を見たときに、 今の活動を続けながら、 同時進行で新しい方向でも 動いて行かなきゃいけない! 新しい道を切り開こうと決心しました。 私の中で、それはそれは 大きな「改革」でしたが・・・ 命を見捨てた過去の自分、 自分を守るために逃げた自分、 判断ミスで死なせてしまった自分、 「そんなお前に何ができる? お前にそんな資格はあるのか?」 もう一人の自分が、自分を責め続ける日々。 どうしたら良い? どうしたら自分を許せる? どうしたら未来へ突き進める? 過去と未来を、ココロが行ったり来たりの結果、 私は何度も何度も倒れるようになったのです。 東京出張数日前、また倒れました。 ![]() 「おしっこ漏らして良いんだからね!」と、 お尻の下にペットシーツを敷いてくれたスタッフ。 いえいえ、まだそこまでないですから(笑) と、思いながらも表情すら動かせないので スタッフの言いなり状態(笑) スタッフ達も、もう手慣れたものです。 さすが、犬猫の介護してきた人たちだな…と 頼もしい限りでした! ![]() 枕元には、頓服薬と 過呼吸になったときのためにビニール袋。 そして、事務所に繋がるブザー。 つい面白くて、写真撮った位なので、 倒れたと言っても、大ごとな倒れ方ではなくて、 その位の余裕はある!という事です。 自分のこんな状況を書くつもりはなかったのですが… 今、こうして書けるのは、完全復活したからです。
そのきっかけが・・・ サンバァの老いでした。 ![]() 「夜~朝、私がサンバァの介助をしなきゃ!」 自分が呑気に倒れている場合じゃないと、 その気持ちの方が勝ったのです。 ![]() そう思ったとき… ふと、 これまで看取ってきた子達が 次々と脳裏に現れました。 管理所で、生きる気力を失い倒れてた仔が、 ![]() 生きる気力を取り戻し、立ち上がり、 ![]() 元気になっていく様・・・ ![]() 今の自分とリンクしたのだと思います。 「気力!」 私を復活させてくれたのは、 サンバァを守りたいという「気力」だったのです。 東京に行かなきゃ! 出張前日、主治医に事情を話し、 アドバイスと薬をもらいました。 ![]() 病院まで片道約50分という道のり、 相棒カムカムが付き添ってくれました(笑) 私が病院に入り、出て来るまで、 ずっとこの体勢で病院の扉を ずっとずっと、見続けていたそうです。 犬にも保護家メンバーにも守られている自分が いかに贅沢で恵まれているのか… みんなに頭が下がる思いでした。 サンバァの介護をスタッフに任せて、 私は、翌日東京に飛びました。 ![]() 1分1秒も無駄にしてはいけない! 飛行機の中でも、ずっと書類を書いたり、 改革の計画案を考え、書き綴りました。 ![]() 動物愛護法改正の事を、一人でも多くの方に 知って頂くにはどうしたら良いのか… 宮崎ではなく、全国放送枠が必要! 東京本社NHKに協力頂けないか、 担当者に交渉を続けてきました。 担当者は、犬猫好きではありませんが、 「同じ命」として犬猫の命を尊重してくれる 気持ちの熱い担当者でしたが、 出来るのは…全国放送でもラジオ部門。 でも、直ぐ直ぐには無理だとの事でしたが、 担当者は数ヶ月間、資料やデータを集めながら、 必死に動いて下さいました。 水面下で動く事数ヶ月・・・ ![]() 担当者と「カンパーイ!」 動物愛護法を取り上げたラジオ枠が取れました! オンエアが決まったんです! NHKラジオ第1放送 「マイあさラジオ」内 「社会の見方私の視点」コーナー 「ペット業者の規制強化を 法改正を前に」 有志に協力を頂き、弁護士の細川敦史さんが、 出演して下さる事になりました。 10月11日(木)午前6時43分頃~9分程度(全国放送) (アプリ「らじるらじる」「ラジコ」でネット経由の聴取可) 「愛護」側としてではなく、 中立の立場として、細川弁護士がお話して下さる事は、 視聴者の方々だけではなく、 NHK他部署含む、他のメディアも気付いてくれると その計算の中で、私達は動いてきました。 細川弁護士をご紹介下さった Aさん、本当にありがとうございました。 小さなことかもしれない。 でも、その小さな事がきっかけで、 どんどんと大きくなれる…そう信じて動き続けます。 最終便で、東京から宮崎に戻った夜、 私が真っ直ぐ向かったのは… 愛護センター開所となり、 2017年3月末に閉鎖された 「旧・宮崎県中央動物保護管理所」 ![]() 46年間…人間の身勝手で、 多くの犬猫達が「殺処分」された場所…。 私の活動の原点でもある場所…。 今は売却され、人の物になったので、 お花もお供え物も何も出来ませんが、 ここで命を奪われた仔達に、 心から祈り、誓いました。 ![]() 過去の自分を許せる日は、 きっと来ないと思う…。 きっとまた、ココロは過去と未来を行き来して、 きっとまた、自分を責め続け倒れる日があると思う。 でも、諦めないから! 助けられなかった子達に、 そう約束してきました。 足長さん基金どうか、ご支援 よろしくお願い致します… ![]() ![]() (足長さん基金QRコード) 宮崎銀行 加納支店 普通口座 104601 口座名義:動物たちの未来のために 代表山下 由美 いのちのはうす保護家 090-4484-5165(担当フジイ)
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最終更新日
2018年10月05日 01時12分46秒
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