宝塚大劇場のカフェテリアで昼食を楽しむ
先週木曜日に花組公演『元禄バロックロック』,100周年レビュー『The Fascination!』を宝塚大劇場で観てきました。いつもは単独行ですが,今回は久しぶりに妻といっしょの観劇でした。15時30分からの公演だったので,14時頃早めに劇場に入り,カフェテリア「フルール」で公演セットメニューの“スターバスケット~FLOWER~”(¥1,000)を注文し遅い昼食を楽しみました。柚子胡椒風味のクラムチャウダーに,ツナのフライと柚子風味の玉子サンドイッチの組み合わせでした。 観劇のときは眠くなるので,私たちは腹3分目に収まる程度の軽食にしていますが,劇場に通い慣れたベテランのファンはガッツリと豚バラ肉の煮込み料理の定食を注文し涼しげな表情で食べていらっしゃいました。人がおいしそうに食べているのを見ると羨ましくなります。次回は私も肉料理にチャレンジしようと思います。 とりあえずレストランやカフェテリアが通常営業に戻ってほっとしました。まだしばらくは無粋なアクリル板の衝立で仕切られたテーブルでの食事に我慢しなければなりませんが,時を経ればこの異様な光景も笑い話になる日が来るのでしょう。 レストランでの長時間の会食や飲酒がスーパースプレッダーを媒介としたCOVID-19の感染の最大のリスクとなる,と結論したモバイル・ネットワークのデータ分析に基づく下記の理論疫学の論文がネイチャー誌に掲載されたのが去年の11月10日のことでした。Chang, S., Pierson, E., Koh, P.W. et al. Mobility network models of COVID-19 explain inequities and inform reopening. Nature 589, 82–87 (2021). doi.org/10.1038/s41586-020-2923-3 難解な数式の並ぶこの論文を読み返しても内容を理解するにはいたりませんが,附図に示されたレストラン(full-service restaurants)での会食による相対的感染リスクの高さには驚きを禁じ得ませんでした。インパクトの高い雑誌に掲載された論文だけに,政策決定に重大な影響を与えたことは間違いないでしょう。Cited from: Nature 589, 82–87 (2021), figure 2.