【西伊豆感電事故】柵を自作、男性「施工ミスだった」昇圧器取り付け440ボルトに
MSN 産経ニュース 2015年07月22日(水)21時13分の配信です。【西伊豆感電事故】柵を自作、男性「施工ミスだった」昇圧器取り付け440ボルトに 電気柵による感電事故の現場近くに設置された献花台=22日午後、静岡県西伊豆町【7月22日 MSN】静岡県西伊豆町で動物よけの電気柵付近で7人が感電し、うち男性2人が死亡した事故で、電気柵を設置した70代男性が、電圧を上げるための昇圧機を取り付けるなどして、電気柵を自作していたことが22日、捜査関係者への取材で分かった。関係者によれば、男性は以前、家電販売店で勤務した経験があり、電気設備の知識があった。 ・・・続きはこちらから私見です。7月22日21時09分毎日新聞の配信です。「西伊豆感電死」電気柵、設置者が自作 安全対策考慮せず 感電事故の現場。電気柵は既に撤去されている=静岡県西伊豆町一色で2015年7月22日午後3時53分、荒木涼子撮影静岡県西伊豆町の川岸で19日に7人が感電して2人が死亡した事故で、付近に電気柵を設置した男性(79)が柵を自作していたことが、捜査関係者への取材で分かりました。市販品は通常、感電事故を防ぐため漏電時に自動的に電流を止める「漏電遮断装置」や、連続して電気が流れないようにする「パルス発生装置」がセットになっています。男性は県警に「部品を買い、自分で作った」と話しているといい、県警は安全対策を考慮していなかったとみています。 【どこにコードがあったのか】現場の概略図県警は22日、死亡した尾崎匡友さん(42)=川崎市=と岩村知広さん(47)=神奈川県逗子市=の死因は、司法解剖の結果、感電死だったと発表しました。捜査関係者によりますと、電気柵の電源は川岸から約25メートル離れた男性宅の納屋の家庭用電源(100ボルト)から取っており、コンセント近くにあった変圧器から直接、コードで柵につなげられていました。変圧器は電圧を最大400ボルト程度にすることが可能でした。男性は県警に「夜間だけ電気を流し、昼間は切っていた」と話していますが、事故があった19日午後4時半ごろは、電源が入っていたとみられます。県警が21日の現場検証で実際に電気を流さひますと、柵に通電し続け、漏電しても電気は止まりませんでした。業界団体「日本電気さく協議会」によりますと、電気柵と家庭用コンセントを直結することは電気事業法で禁止され、コンセントと柵の間に「パルス発生装置」の設置が義務付けられています。この装置によって電気が3000分の1秒流れた後、1秒以上止まる状態が繰り返され、触れても一瞬刺激を受けるだけで済むといいます。また、30ボルト以上の電源を使用する場合は「漏電遮断装置」の設置も義務付けられています。設置していれば、電線が水の中に入っても電気が流れ続けることはなかったといいます。電気柵メーカーによりますと、2009年に兵庫県南あわじ市で農家の男性が、家庭用100ボルト電源に直結されていた電気柵に触れて死亡した事故以降、同協議会加盟社は「漏電遮断装置」を標準装備にしました。同協議会は「直結すると電気が流れ続け、感電した人間は筋肉が硬直し、柵から離れなくなってしまい、死に至る可能性がある」と指摘します。【松岡大地、荒木涼子、井上知大】◇「自分のミス」設置男性電気柵を設置した男性の親族は22日、報道陣の取材に応じ、男性が「漏電防止装置を付けなかったのは自分のミスだった」と話していることを明らかにしました。2015年07月22日19時27分REUTERS通信社の配信です。感電事故、柵は設置者が自作 【西伊豆感電死】静岡県警、2日目の現場検証を実施 電気柵設置の男性「漏電遮断器を付けず」静岡県西伊豆町の河川で家族連れら7人が獣害対策の電気柵に感電して2人が死亡した事故で、柵は近くの男性がいくつかの部品を組み合わせた自作だったことが22日、捜査関係者への取材で分かりました。県警は電圧を上げていた可能性があるとみて重過失致死傷容疑の適用も視野に調べています。設置した男性の親族は22日、現場近くで報道陣の取材に応じ、男性が「漏電防止装置を付けていなかったのは自分のミスだ」と話していることを明らかにしました。県警は現場にあった電気柵や変圧器などを押収し、今後実際に電気を流し、変圧器の機能や電線に流れる電流を詳しく調べます。このブログで電気柵の事を私の北海道の昔の実家の話しを交えて説明しました。その中で、100ボルトの電流は少しの間でなら死に至る事は無いと書きました。例外的に水に浸かると危険とも・・・ただ、変圧器を使って電圧を440ボルトにまで上げた状態の場合は私にも想像がつきません。むき出しの電線を握っていた子供の左手はかなり重い火傷をおい電圧の強さ(高さ)で握った手を電線から離せない程でした。完全な人災の様ですが容疑者が79歳です。業務上過失致死(致傷)なのですが、判断の難しいところです。ヒゲでした。